10月30日に埼玉県高校選手権のラウンド16の試合が行われた。
今回は、立正大学会場の試合を見ることができたので、その観戦記を。
まずは第一試合、ブロック2位で勝ち上がった南陵高校とプリンス関東参加でシードの武南高校の対戦。
ユニフォームは、南陵が赤-白-白、武南が黄緑-黄緑-黄緑。武南の黄緑ユニフォームは何回か見たことはあるが、あまり見慣れないので変な感じがしないでもない。
試合のほうは、武南は選手権初戦という緊張感もあったのか、立ち上がりから固さが見られた。一方の南陵はジャイアントキリングを狙って、立ち上がり早々から素晴らしい動きを見せ、開始5分を圧倒し、あわやというシーンを作る。
しかし、武南が次第に攻めこむと、6分にペナルティエリア付近での見事なパスワークからうまくDFの裏に抜け出した武南の選手を、南陵の⑤が後ろから引き倒してしまい、レッドカードが提示される。
これにより、南陵は残り75分を10人で戦うことになってしまい、これを機に武南が攻勢を強め、前半半ばに先制点を奪う。
これで武南が圧倒していくかと思われたが、南陵は早めの選手交代を行い、バランスを取り戻す。
武南は丁寧なビルドアップを行って、サイドから崩そうとするも、パスミスが多く、特に中盤での横パスにミスが目立った。
南陵は自陣ハーフコートに全員が引き、武南の横パスの乱れから裏のスペースへのカウンターを狙い、前半の残り10分で三回の決定的チャンスを作るも決めきれず、前半は1対0で折り返す。
ハーフタイムで武南もかなりカツを入れられたようで、後半立ち上がりからは見違えるような動きを見せる。後半から入った選手を中心に運動量が増えて、サイド攻撃を徹底してきた。
すると、後半5分を過ぎてから武南が圧倒的に攻め立て、連続してゴールを奪い勝負を決定付けた。このときの武南の攻めは圧巻であった。サイドから中央、ピッチをワイドに使い南陵DFを完璧に崩していた。
また、南陵もこの連続失点で意気消沈してしまい、足が完全に止まってしまった。
後半15分には勝敗は決したが、そのあとも武南は丁寧に崩そうとし、南陵は幾度かカウンターを狙い、武南ゴールに迫った。
結局、6対0で武南が勝利をおさめた。
南陵はなんといっても退場が悔やまれる。なんとかしなくてはという想いだったのだと思うが、11人対11人であったらよい勝負になったと思うので、残念でならない。しかし、最後まで走り抜き、ゴールを目指す気持ちの見えるプレーには拍手がやまなかった。
勝利した武南は、次戦で西武台と対戦する。ビルドアップのミスがなくなれば、埼玉トップクラスの技術を持つ武南が有利だと思う。次戦が楽しみである。
今回は、立正大学会場の試合を見ることができたので、その観戦記を。
まずは第一試合、ブロック2位で勝ち上がった南陵高校とプリンス関東参加でシードの武南高校の対戦。
ユニフォームは、南陵が赤-白-白、武南が黄緑-黄緑-黄緑。武南の黄緑ユニフォームは何回か見たことはあるが、あまり見慣れないので変な感じがしないでもない。
試合のほうは、武南は選手権初戦という緊張感もあったのか、立ち上がりから固さが見られた。一方の南陵はジャイアントキリングを狙って、立ち上がり早々から素晴らしい動きを見せ、開始5分を圧倒し、あわやというシーンを作る。
しかし、武南が次第に攻めこむと、6分にペナルティエリア付近での見事なパスワークからうまくDFの裏に抜け出した武南の選手を、南陵の⑤が後ろから引き倒してしまい、レッドカードが提示される。
これにより、南陵は残り75分を10人で戦うことになってしまい、これを機に武南が攻勢を強め、前半半ばに先制点を奪う。
これで武南が圧倒していくかと思われたが、南陵は早めの選手交代を行い、バランスを取り戻す。
武南は丁寧なビルドアップを行って、サイドから崩そうとするも、パスミスが多く、特に中盤での横パスにミスが目立った。
南陵は自陣ハーフコートに全員が引き、武南の横パスの乱れから裏のスペースへのカウンターを狙い、前半の残り10分で三回の決定的チャンスを作るも決めきれず、前半は1対0で折り返す。
ハーフタイムで武南もかなりカツを入れられたようで、後半立ち上がりからは見違えるような動きを見せる。後半から入った選手を中心に運動量が増えて、サイド攻撃を徹底してきた。
すると、後半5分を過ぎてから武南が圧倒的に攻め立て、連続してゴールを奪い勝負を決定付けた。このときの武南の攻めは圧巻であった。サイドから中央、ピッチをワイドに使い南陵DFを完璧に崩していた。
また、南陵もこの連続失点で意気消沈してしまい、足が完全に止まってしまった。
後半15分には勝敗は決したが、そのあとも武南は丁寧に崩そうとし、南陵は幾度かカウンターを狙い、武南ゴールに迫った。
結局、6対0で武南が勝利をおさめた。
南陵はなんといっても退場が悔やまれる。なんとかしなくてはという想いだったのだと思うが、11人対11人であったらよい勝負になったと思うので、残念でならない。しかし、最後まで走り抜き、ゴールを目指す気持ちの見えるプレーには拍手がやまなかった。
勝利した武南は、次戦で西武台と対戦する。ビルドアップのミスがなくなれば、埼玉トップクラスの技術を持つ武南が有利だと思う。次戦が楽しみである。