存在自体が完全なるネタバレ
*データ
イルティス・ハルモニア・ラグナール
外見年齢:24歳 性別:なし
緑の長髪、紫の目を持つ点はアリスティア、イグレシアと同様。
信頼する者へは愛情を注ぎ、敵対する者には憎悪を注ぐ。
両社とも異なる点、それは……。
・実態
「イルティス・ハルモニア・ラグナール」とは
「イルティス」という存在のモデルとなった第5世界ラグナールの祖である神。
表の歴史からは消され、眠っていた存在。
過去、世界を7つに分かつ神の戦いが行われた。
当時竜と嫉妬を司っていた神であったイルティスは神の王スバルに敗れ、この地に封印されることとなる。
封印されたとはいっても、その世界を自由に歩くことができたイルティス。
彼は、ラグナールに住む竜に知恵と力、心と人の姿を与え龍へと進化させる。
その中でも強き者に、自分と同じ名「ラグナール」を与え、龍族を統べさせた。
それがラグナール王家の始まりだった。
数千年の年月が経ち、龍の国はラグナールという世界全てを統一した。
慢心する王。民は虐げられ、龍とならなかった竜達をも強欲な王の手が襲う、
それに怒りを覚えたイルティスは王を良しとしない第二王子シャロルに力を貸し、クーデターを起こした。
クーデターは無事に成功し、王は倒され、シャロルがそれを継いだ。
しかし、この世界に干渉し過ぎた、民の祖はまだしも歴史にまで干渉してはいけない。
今更な考えではあったが、そう思ったイルティスはシャロルに力を託し、深き眠りにつく。
数百年後、眠っている間に神の王になろうとしたスピカにより龍族の民は全滅、
王家の最後の生き残りであったテピュアも、スピカより勇者を守るため死亡。
竜も滅ぼされ、完全にラグナールは崩壊した。
目覚めた時全てが終わり、全てが始まっていた事を知ったイルティス。
後悔や懺悔の念を抱き自ら心と肉体を砕いてしまった。
そのフラグメントは異世界へと散らばっていった。
ある研究者の手に渡ったフラグメント「アリスティア」。
研究者を殺そうとした者の手に渡った「イグレシア」。
他にも幾つかのフラグメントが確認されている。
それをすべて集めたとき、彼は復活するのだ。
悔いの龍祖「イルティス・ハルモニア・ラグナール」が。
*色々
・ステータスとしては魔力特化気味。
現在出ているイルティスフラグメントと比べると
自己生き残り特化のアリスティアよりも支援能力が高め。
攻撃性能のみ意識したイグレシアよりも柔軟に対応ができる。
・設定的な物
愛した人に一途なのはイルティスの宿命というのを決定づけた存在。
・フラグメントとハルモニアさん
意識的にはフラグメントの意識も内包しているので
多重人格にはならなくとも複数の意識を持つ存在。
全てのフラグメントの意見も聞ける。
・大食らい
エネルギー維持が大変らしく色々食べてしまうのもイルティスの宿命。