こんにちは
昨年からコロナに振りまわされ、月日があっという間に過ぎる感があり
今年も気がつけば10月
2021年も残すところ3ヶ月を切りました
毎年この時期 「来年のはどうしようかなぁ?」と考えだすのが年賀状
昨今は年賀状を出さない方も増えてきましたね。
大学生のお客様は昨年 「たった一枚自分に届いた年賀状がフットエムからだった」
と話して下さり、若い人達の年賀状離れは本当なんだなぁと昭和人は驚いたものです。
また、こちらからお送りした年賀状を受け取って
「年賀状を廃止したので、お返事を出さなくてごめんなさい」と
わざわざメールを下さる方もいらっしゃり
年賀状を出さない方々には、かえって気を遣わせてしまうのかな?と
送るのを躊躇してしまう考えも頭をよぎります
そんなことを考えていたこの時期に、書留を配達してくれた郵便配達のお兄ちゃん
年の頃は息子と同世代
「あのぉ…」と言いにくそうにもじもじしながら
「西守さんは年賀状など出されますか?いつもどこで買われますか?」と切りだされた。
私も長く生きてきたのでね
郵便局の職員さんに年賀ハガキの販売ノルマが課せられている事は周知の事実。
最近は昔ほどの厳しいプレッシャーは無いとは聞いてはいますが
お兄ちゃんのもじもじに 「はは~ん」と思ったので
「ノルマでしょ?」
「いいよ いつも郵便局に買いにいくだけだから、お兄ちゃんに協力するよ」
っと、次に来るまでに必要枚数を確認しておく約束をしました。
そして今日、郵便物をもってきてくれたお兄ちゃんがまたもじもじしながら
「あの…」と控えめに催促するので、
『270枚』 と記入した申込用紙を手渡すと、のけぞりながら
「こ、こ、こんなにっ! 買ってくれるんですかっ!!!」と驚嘆の声。
若者にとっては想定外の枚数だったようです。
そして
「僕なんかぺーぺーで、大したことはできませんけど、郵便でお困りのことがありましたら
なんでも言ってください!」
笑笑笑!!!
日本の郵便システムの速さと正確さには、いつもお世話になりつつ頼りにもしているので
”郵便で困ること” というのがどんな事なのか想像がつかないのだけれど
このお兄ちゃんなりに、自分の立場で嬉しい気持ちを伝えてくれた言葉がこうだったのね
私にとってはどこで買っても同じ年賀ハガキだけれど
その270枚が、この若者にとって 「勇気をだして言ってみて良かった!」という
仕事のなかでの達成感に結びついたのなら、270枚のハガキ代以上に価値がある
頑張れ若者
そしてやはり私は、来年も再来年も年賀状を送り続けようと思ったのです