こんにちは
少し前になりますが、産経新聞で興味深い記事が掲載されていました
東京都品川区立戸越小学校の保健室の養護教諭の小澤京子さんが359人の児童全員の足形を測定し
たところ、足の趾(ゆび)が床につかない「浮き趾」の児童が全体の81.7%に上った。
約20年前の他の小学校での同じ調査の結果は16.3%と比較すると約5倍以上で、急激に浮き趾の児
童が増えているという内容でした
「浮き趾」 お聞きになられたことがありますか
採った足形に5本の趾が写し出されない右の画像のような
状態の事を言い、趾先に力が入らないために足裏が不
安定になり体をバランスよく支えることができません
一般的に浮き趾は
*ハイヒールを履かれる方
*ゆるゆるの靴を履く為、無意識に引きずるような歩行になっている方
*バレーシューズやローファーのような履きこみの浅い靴を多用される方
に多くみられますので、成人女性に多い現象だと認識していました
浮き趾は病気ではありませんが、趾先に力が入らず 足裏にかかる体重をバランスよく支えられないため
姿勢が悪くなり 足首痛・膝痛・腰痛など体の様々なところにトラブルが表れます
その浮き趾が小学生に激増しているというデータは衝撃でしたが
半面「やっぱり…」という感想も抱きました。
というのは
いつのころからか公園で走り回る子供の姿がみられなくなり
路地で鬼ごっこをする子供の風景など、もう一昔前以上の昭和遺産…
ファッションなのか何なのか ク○ックスなどというユルユルの履き物(あれは靴とは呼べません)
を脱げないようにズルズル引きずって歩く子供の姿がドンドン増えて
「絶対によくない将来えらいことになる」
とかねてから心の声が叫んでいたからです
「浮き趾だとバランスをとるために膝が曲がり、腰の位置が落ち、肩が前に出る猫背になりがち。
膝を曲げて、手をブラブラさせて歩くのはゴリラの姿勢。体つきはスリムで手足は長いのに、姿勢は良く
ない。進化というより退化している印象。」
と小澤さんも述べていらっしゃいます ふむふむ
浮き趾の予防と改善には
*足に合ったサイズの靴 : 足と踵をピタッとくっつけて、5本の趾が靴の中で自由に動かせる1㎝の
余裕(捨て寸と言います)を確保する
*正しい履き方 : 足と踵をくっつけて捨て寸を確保し、靴の中で足が泳がないように靴ひも
をしっかり縛って固定する
*足の筋肉を鍛える : 足趾でグーチョキパーをしたり、趾を動かす事を意識したトレーニングや
足に合った靴を正しく履いて、趾で地面を蹴りだす歩行を沢山する
子供なら鬼ごっこのように走ったり急にストップしたりした遊びを
今からでも遅くありませんよ
気づいた時が始める時まずはグーチョキパーからっ