「ママ、かわいそう。」

娘のその言葉に頼もしさを感じた。
ママを失うことに対して余裕さえうかがえる。

人生は楽しいことばかり。そんな楽しい人生がそう遠くないうちに終わってしまうかもしれないなんて、ママはなんてかわいそうなんだ。そう思っての言葉だ。

わずか7歳の我が子が人生を謳歌してる。こんな親孝行なことはない。

私達は度々、死について語り合ってきた。

ママはいつ死ぬの?
がんが再発したらどのくらいで死ぬの?
死ぬときは苦しいの?
ママが苦しむ姿は見たくない。
ママが死んだら誰がご飯を作ったり、私のお世話をしてくれるの?

就寝前、いつもとことん大真面目で話し合った。

そうして、納得して眠りに落ちていった。

私達は、死に対していつも前向きでいたいと思う。決して顔を背けたりしたくない。死は"タブー"とされるべきことじゃない。「死」は、「誕生」と同じくらい身近なものなんだから。