小さな頃から自分から閉じてしまいがちな心のドア。
本心はいつでも開け放していたい。
これからは常に開けていよう。
決心した時に聞こえてくる自分の心の声。
開け放し、すべてを受け入れた時の顔。
不安にかられてはいないか?
開け放したことにより起きてしまう危機。
それによりまたドアは閉じていく。
そんな事を幾度となく繰り返したっけ。
そんな時に現れたあの子。
心の雨にあの娘が差し出してくれた一本の傘。
逃げちゃダメと込められた意思。
心が疲れた時に差し出してくれた一脚の椅子。
いつまでもまとわりついていた心の枷。
それは自分を守りたいが為についたいくつもの嘘。
あの子はすべてを受け入れてくれた。
デコボコだった僕の心は今は更地。
いつかのあの子を僕は待つ。
あの時さしのべられた手。
また握れし日はいつになるかと。
もう会えないのかな。
少しは強くなったのに。
望んでも望んでも君は現れぬ。
もしかしたらまた僕のような人を支えているのかもしれないね。
もう一度あえたら渡したい物。
アリガトウノヒトツノコトノハ。
のんびり暮らしながら待つ、再会の日。
世界に感じていた畏怖。
それを取り除いてくれた君へ。
君の風を受け開いた僕の心の帆。
君の風を受け進んでいる筈なのに君とはあえないまま。
僕に君が出会ってくれた意味。
それを考えながら再会を待ち僕は進む。
君が与えてくれた風は僕が前に進む為。
苦しい事や悲しい事、辛い事がいくら僕に襲いかかろうとも。
昔、嫌な事があるとすぐに逃げ込んだ心の中の小屋。
逃げる事で済ましていた心の治癒。
今はそんな事はしないし、そんな小屋は必要ないよ。
君が僕を強くしてくれたから。
僕らは傷ついたり、悩んだり打ちのめされたり。
辛い事を繰り返し繰り返し生きている。
辛いし悲しいし苦しい、挫けたっていい、でもどうにか立ち上がれ。
振り向いてもいい、懐かしんでもいい、でも止まるな、進め、進み続けろ。
生きる事はまるで簡単には解けない知恵の輪。
近道はない、懸命に考えて決して投げ出さずに解き続ける、生きる意味とゆうなの知恵の輪を。
悩んでいたある日、僕の夢の中で出会った子との物語、こんなような事を言われたり言ったりしてたら目が覚めましたとさ、完。