九死に一生を得る | タロット占いをしながら苺を育てよう

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2月29日のことでした。8:30頃おばあちゃん(97)がリビングに来てのどをおさえながら倒れたのです。

 

確かおばあちゃんは朝食を食べていたはずなので直感で(食べ物がのどに詰まった)と気が付きました

 

父に119番へ通報するように伝えて私はおばあちゃんの背後から手を回しこぶしをおなかに当てて思い切り突き上げました。これはハイムリック法という食べ物がのどに詰まったときの対処法で、

外から肺を押し上げ、詰まった食べ物を吐き出させる方法です。

腹部突き上げ法イラスト

 

これを救急車が来るまで繰り返していたら救急車が到着するとほぼ同時にパンと入れ歯が飛び出してきました。そのままおばあちゃんと付き添いで父が救急車で搬送されて、私と弟は父からの連絡を待つことにしました。

 

しばらくして父から電話があったので弟と病院に向かいました。あとから父に聞いたら搬送まで3つの病院に断られ4つ目の病院でやっと受け入れてもらったようです。

 

病院に着いたらおばあちゃんは意識を取り戻していて胸が痛いと言っていました。それもそのはずハイムリック法は骨折するぐらい思い切りグイっと押し上げないと詰まった食べ物が出てこないのです。

 

しばらくして先生が来て「応急措置は100点です。医療従事者ですか?」と聞かれたので「いいえたまたま知っていただけです」と答えました。

 

しかし折れたあばらはおばあちゃんが高齢ということもあって手術は難しいらしく、自然治癒に任せるしかないとのことでした。

 

その日はそのまま家に帰ったのですが、父の車のエンジンが不安定で、修理工場に出したらこちらも即入院となってしまいました。

 

翌日修理工場に行くとエンジンの3気筒のうち一つが壊れていて修理するにはエンジンを交換するほかないとのことで30万円かかかるといわれました。とりあえず代車を出してもらって再び病院に行くと、おばあちゃんは一晩中「家に帰りたい」「息子(父)に連絡してくれ」と連呼していたと隣のベッドの患者さんから教えてもらいました。

 

私たちがいる間も「帰りたい」というので「先生がいいっていうまでだめだよ」と言って説得しました。

 

帰宅したら病院から電話があって月曜日に退院できるとのことでした。

 

今回のことはたまたま私がハイムリック法を知っていたのでおばあちゃんを助けることができましたが雑学って意外なところで役に立つなぁと実感しました。

 

今度は誤嚥防止の食事について勉強しなくてはなりませんね。