ここでいう「安全」と地元の人たちが言う「安心」は全く別物です。
安全とは科学的な根拠や想定されるトラブルの対策など目に見える形で示すことができますが、安心は目に見える形にするのは困難です。
藤村官房長官は4月5日に「地元の同意は再稼働の前提条件にならない」なんて言ったそうですが、頭がよくありませんね。要するに地元の同意とは「安心感」です。
もしあなたが大の飛行機嫌いだったとして、どうしても飛行機に乗らなければならないときに、キャリアは同じで自分の親友であるパイロットと面識のないパイロットを選ぶとしたら間違いなく親友のパイロットを選ぶでしょう。
原発問題も似たようなものです。電力会社や政府がどれだけ国民から信頼されているかで話は変わってくると思います。
もし、今の総理大臣が小泉純一郎元総理で「安全対策は私がチェックして万全だ。再稼働について問題はない」といえば、いまよりもはるかに多くの人が賛同するでしょう。
それと政府与党の一体感がないのも安心できない理由の一つだと思います。消費税でドタバタし、元総理がみんなが止めるなかふらっとイランに行ったり、結局日本はどこに向かおうとしているのか分かりません。
今後日本に「信頼されるリーダー」なんて人が現れるのでしょうか?