残技Fのブログ -3ページ目

変化球のおおまかな理屈(直球)

 直球も変化球の一種といえるでしょう。球速にかかわらず”のび”のあるストレートは打ちづらいといわれます。阪神の藤川投手のそれはまさにその典型であるといえるでしょう。
 これを説明するには前述(フォークボール)で少しだけ触れた揚力について考える必要があります。流体力学等で扱われるややこしい微分方程式には一切登場してもらわず考えてみることにします。
 直球は球がかなりの速さで回転しています。我々は日常生活であまり意識することがないかもしれませんが空気にも粘性(粘り気)があります。それゆえ球の進行方向の空気は球の回転に応じて球にへばりつきます。球の上面の空気は球に空気を奪われ一時的に薄い状態(気圧が低い状態)になります。一方、球の下面はへばりついた空気が剥離する割合が大きいので上方に比べ気圧が高い状態になります。そのため、球の上下で気圧に差が生じ、気圧の高い方から低い方に向かって空気による圧力が生じ、それが球を上方に押し上げる、いわゆる揚力になっている、というわけです。この揚力が大きければ大きいほど球ののびがよい、ということになるのでしょう。
 上手投げと下手投げで球の回転する方向が逆なんじゃないの?といわれると答えようがないのでこの考え方に加えて何か考えなければならないポイントがあることは確かでしょう。いい加減な仮説なので突っ込むのはやめてください。暇なときにじっくり考えてみます。

変化球のおおまかな理屈(フォークボール)

 フォークボールは球の回転を少なくすることにより回転により生ずる揚力をなくし、鉛直方向に働く力の成分において重力による影響を限りなく大きくすることによって鉛直方向に限り物体の自由落下に近似することが可能です。つまり打者の手元で急速に落ちる理想的なフォークボールを投じるには回転を少なくすることはいうまでもありませんが水平方向の速さが大きければそれだけ打者の目から見て変化の大きい大魔神佐々木のような凄まじいフォークボールになります。 球の落下速度は時間に比例し、さらに変位(球の落下距離)は時間(投手の手から離れて打者の元に到達する時間)の二乗に比例することからこのことは説明できます。

偉大なる世界の巨人、ジャイアント馬場

 今日で没後十年になりますね。馬場さんが生きておられたらプロレス界は現在のような混沌とした状況に陥ることはなかったのでしょう。後を追うように鶴田さんが亡くなったことも大きいでしょう。
 猪木が異種格闘技戦など次々に新たな試みを実行に移していく中、馬場さんは泰然として動かず、プロレス界のど真ん中にいて王道を突き進む、ゆえにプロレスの素晴らしい伝統は守られ続けたのだと私は思います。
 馬場と猪木はどちらが強いのか?それぞれインタビューで馬場さんは「寛ちゃんとおれが全盛期にたたかったら、てことだろ?そりゃおれが勝つよ。」(確かはるか昔のゴング)、猪木氏は「練習の時点で(おれの方が強いのは)わかってたことだから。」(今週の週プロ)。両雄並び立たず、といいますが並び立たせることができたのも馬場さんの心の広さ、優しさゆえであると私は思います。どちらが強かったのか、それはファンの心の中にしまっておきましょう。プロレスラー、格闘家たるもの自分の方が弱い、などといってしまったらそれでおしまいですからね。どちらが強かったのか、議論してみてもしょうがないことです。
 私の中ではジャイアント馬場に勝るレスラーはこの世に存在し得ないですが。