セミナー「農薬の安全性」(11月15日)開催します
新宿のリビングデザインセンターOZONE で、11月15日にセミナー「農薬の安全性~野菜や果物をおいしく食べるために~」を開催します。
日時:11月15日(火)、11:30-12:30
内容:ブドウは皮ごと食べない方がいいの?「無農薬」の野菜の方が安全?成長期の子どもや家族の食生活を守るためには正確な知識が必要です。農家が農薬を使う理由と残留農薬の考え方を中心に、分かりやすくお話します。
参加費:無料
申し込み:必要。こちら をご覧ください。
先ほどサイトを見たら、申し込みは「キャンセル待ち」になっていました。うれしい!
キャンセル待ちでも参加できる可能性はあるので、もしご関心のある方がいましたら、是非連絡をしてみてください。
場所は「子育てふぁ~む」というコーナーで、ここはとてもかわいらしい空間に絵本や木のおもちゃなどがあります。
小さなお子様も1時間のセミナー中そんなに飽きないで過ごせるかな?
老若男女、参加OKです!!
日本植物防疫協会の資料館
先日、日本植物防疫協会の資料館 へ資料探しに行ってきました。
以前傍聴した消費者庁の食品安全セミナーで引用されていた農薬に関する元データを確認したかったので。
こちらの資料館は今年の4月から一般公開が始まったばかりだそうなので、ラッキーでした。
国会図書館に行けば何でもあると思いますが、やはり関連の資料がまとまっているこういう資料館はいいですね。
一階で受け付けして、上の階にある資料館に案内していただきました。
資料館は部屋が二つに分かれていて、一つは古いポスターや器具などの小さな展示室、もう一つは図書室です。
展示室の方にテーブルが一つあり、そこで資料を見たりメモをとることができます。
↑農薬や植物防除を啓発する昔のポスター
今回の目当ては「農薬要覧」でしたが、ついでに「農薬概説」も見させていただきました。
どちらも一年に一冊発行しているものですが、要覧の方は生産量や農薬リストなどデータが中心、概説の方は農薬の歴史やリスク評価など解説が中心です。
農薬概説は、参考になる箇所があちこちにあったので、「これは欲しい!」と思いました。内容は一年一年で大きな変化のあるようなものではないし、三年に一度くらいのペースで買い替えるようにしてもいいかも。
こうして集めた資料を使って、11月に残留農薬の安全性に関するセミナーをします。詳細は後日。
ユッケの値段~ニュースから~
先日、「ユッケの値段」 という記事を書きましたが、昨日ウェブニュース上でこんな記事を見つけました。
産経ニュース「ユッケが消える? 一皿800円→2000円超 10月から新基準で業界悲鳴」
以下、記事の引用。
関西を中心に焼き肉店を展開する会社の実験では、従来基準で提供できるのは元の肉の8割程度だが、新基準では3~4割になると判明。この会社の担当者は「現在は800円前後のユッケが2千円を超えることもあり得る。これでは提供できない」と頭を抱える。
いよいよ明日から生食用食肉の新たな基準がスタートします。
まず消費者が気になるのは、上の記事の引用にあるようなコスト面での問題かと思います。
また、この基準は運用するにはまだまだ現実的に追いついていない部分がありそうです。この基準はわずか一ヵ月足らずと、かなり急いでまとめられたものだからです。
例えば、
・加工と調理にあたっては「認定生食用食肉取扱者」をおくこと。
という項目があります。
「認定生食用食肉取扱者」は、今回の基準で初めて定義されたものだと思います。
それは「食肉の衛生管理などについて都道府県知事などが認めた講習会を受講した者」であり、二週間ほど前から各地で講習会が開催されています。
3,4時間程度のものを一回受講すればOKというものみたいですね。
とにかく10月からはこの基準をクリアした肉でなければ生食用として流通できないので、しばらくはやはりユッケや牛たたきは見られなくなるのかなぁ。