こんばんは。


いよいよ今年も残すところあとわずか。


皆さんはどんな大晦日をお過ごしでしょうか?


さて、前回、前々回の記事に引き続き、今日も「愛のある職場づくり」について

お話させていただきます。


Employee Satisfaction

ビジョンのあり方


3回目の今日は、ビジョンに向かうスタンス(姿勢)について。


あなたの想いから生まれた明確なビジョンが決まったら、次に決めておくべきは、

あなたのビジョンに向かう姿勢です。


実は、ビジョンと同じで、これにも正解というものはありません。


ここでも大切なのは一貫性


あなたが目指すビジョンに向かって、一貫した姿勢を保つことが重要です。


ビジョンに向かうあなたの姿勢が時によって違ったら、それによって部下は

翻弄されてしまいます。


組織(チーム)に一本の筋が通りづらくなってしまうんですね。


そして、さらに大切なのは誠実さ


ビジョンを目指していくうちに、数々の危機や困難がやってくるでしょう。


しかしそれを乗り越えるためには、あなたがビジョンを頑なに目指し続ける、

誠実な姿勢が必要です。


一歩、一歩踏み出すうちに、あなたの頭にはいろいろなささやきが生まれるでしょう。


「このまま続けられるだろうか?」


「ビジョンよりも目先の利益を優先させてしまおうか?」


「一度くらい脇道にそれたって罰は当たらない」


など。


しかし、そんなささやきよりも、


あなたがどう生きたいか?という想い


に耳を傾けてください。


ビジョンを目指すためのミッションや戦略は、時に修正・変更も必要でしょう。


しかし、ビジョンを曲げてしまっては、組織は目指すべき方向を失います。


あなたが掲げたビジョンを誠実に目指し続ける姿は、きっと部下の共感を呼び、


困難に打ち勝つ強い組織へと結びつくでしょう。


誤解の無いように付け足しますが、


ボクは「ビジョンを決して曲げるな」と言っているのではありません。


もしビジョンを変更するのであれば、その理由とあなたの想いを再度明確にし、


全従業員に伝わるようにしっかりと説明すること。


全従業員が辞めてしまうかもしれないという覚悟を持って。



人生の目的は幸福な人間になることではない。


それは、役に立つ人間、高潔な人間、思いやりのある人間となり、


自分だけがなしえる生活を送る、それも立派に送る、


そういうことだ。


―――ラルフ・ワルド・エマーソン



経営者だけでなく、あなたが今どのような立場にあれ、このような姿勢は

とても大切です。


企業、店舗、学校、家族などの中で、あなたの役割は様々でしょう。


それぞれの役割において、すべて同じスタンスである必要はありません。


企業の中では情熱的な経営者であっても、


家族にとってはやさしいパパでもよいのです。


しかし、


時には情熱的で、時にやる気の無い経営者。


時にやさしく、時に自分勝手なパパ。


こうなってしまっては、周りからの信頼は得られません。


それぞれの役割の中で、


一貫性と誠実さのあるスタンスを保ち続けることが大切なのです。


えらそうなことを言ってボク自身ができているかというと、まだまだなのですが、

スタンスを変えてしまって信頼を失ったことが多々あります。


その失敗を糧に、2010年はボク自身もより誠実に、より一貫性を持って、

シゴトに取り組んでいきます。



それでは、皆さんもよいお年をお迎えください。


2009年中は本当にありがとうございました。


2010年もよろしくお願いします!


しはいにんでした。


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