ものの見方の柔軟性（「基準」改作）

職場の同僚に、人に対して常に

敬意を払う素敵な女性がいます。

言葉遣いが丁寧というのではなく

向き合う姿勢がそうなのです。

ただ、彼女は時々ひどく迷います。

こうかな、ああかな、

やっぱりこうかな、ああかもと。

通常、人と会話をするときは

自分の言いたいことを

一方的に言うのではなく

相手の言いたいことに多少寄せながら

会話を進めていくことが多いと思います。

だから、彼女が迷い始めると

どっちに話しを持っていけば良いのか

こちらまでオタオタしてしまいます。

でも、あるとき気がつきました。

何かを思ったり考えたりする時に

なんらかの基準というものが

無意識にあるわけですが、

彼女はおそらくその基準に

柔軟性があり、いろいろな可能性を

考慮しているのかもしれません。

自分の知識や経験で

随分強気で主張する人もいますが、

その人は、物の見方を

固定させてしまっています。

ものの見方は、安定を目指しても

固定させてはいけません。

体だけでなく、

頭や心の柔軟体操も

忘れないようにしたいものです。

foo