荒木一郎
君を遠く離れて
名もない駅を南に行けば
ここは潮騒の街
もう誰も 知る人もない
思いきり 泣いてみたって
海鳴りが声を包む
断崖に書いた別れの詩も
波がいずれ消すだろう
ここは潮騒の街
名もない橋を渡って行けば
花がまばらに咲き
もう誰も知る人もない
荒木一郎の1974年発売シングル「潮騒の街」です。
トリオレコードに移籍しての第一弾。
A面「潮騒の街」は自身の作詞作曲で曲自体にはまだ歌謡曲らしさが残りますが、深町純の手によるジャズィなアレンジで非凡な楽曲となっています。
吹きすさぶ風のSEとスリリングな演奏でハードボイルドな世界観を演出。
それをさらりと歌い切る荒木一郎に〝ロックランド以降〟を感じます。