fonttehinla1989のブログ

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class="article-body"> 予算策定にあたり、最新版とされる販売計画案が回付されてきました。傾向としては、明るいというか楽観的というかいい方向に見ていると思われる…
まあ、業績予想じゃなくて、予算の話だから好き放題にしてもいいといえばいいけども…
とはいえ、マクロ的には新聞報道等を見ていると、業界動向はあまりよろしくないように見受けられます。また、最前線の営業さんにヒアリングすると、やはり為替の影響か顧客の様子が変わったように感じられます。これらからすると、あまり強めの予算はいかがなものかと思うのですが、経営者の仕事はあくまでも「利益の最大化」の追求。そしてその経営者のスタッフである管理部門の一員である私の仕事は、「景気が」「顧客が」という言い訳をしつつも営業さんたちが黙っている案件を管理すること。前向きに表現すれば、営業や製造サイドには不確定だから自信が持てない案件があるので、これを後押しして表に出させることが仕事になります。安易に低い目標設定を認めて、期末に「10%増しで目標達成しました」とドヤ顔されるのは避けたいところですが、目標未達となればそれはそれで問題視されるので、うかつなことはできません。そのため、提出された目標になにがしかの「査定」をして根拠付けを実施するのですが、この査定には「正解」がない。この「正解がない」、が制度会計屋さんの弱点であり限界なんだと感じています。複数の人間で組織を作って運営すると、もし、自分で作って、自分で売って、自分で代金回収までやっていれば、絶対にやらないことをやっています。結局、「査定」が必要になるのは、人それぞれの立場ができて、自身の評価を最大化するために「駆け引き」が起きるから。これが「コミュニケーションコスト」というものなのでしょう。この「コミュニケーションコスト」を払いながら、あるようでたぶん無い「正解」を探しに行く…かくして、いろんなところで見かける「予算作成者」のオナヤミに、私も巻き込まれるようになりました。この問題は制度会計対応と違って、人間関係が根底にあるように感じられるので、成果を出すのは相当ハードなのだろうなあと、歴代の予算担当者の顔を思い浮かべながら感慨に耽るのでした。
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