寺嫁♡優子です。
レッスン会場は、お寺の中にあります。
いつもとは違う空間で、ピアノの上達と、心を育てるお手伝いをしています。
途中から、わたしのピアノ教室ff(フォルテッシモ)に移ってきた生徒さんのお話です。
この方は、以前の教室に不満があったわけではなく、引っ越しのため、やむなく新しい教室を捜された方です。
ただ、譜読みがとても苦手でした。
それと、手の形が整っていませんでした。
わたしは、譜読みをしっかりやります。
耳コピでいいじゃないか、というお話もありますが、わたしはそうは思いません。
譜読み、大切です。
特に、クラシックにおいては、楽譜を読めることは大切です。
ポップスにしても、譜読みが出来て得をすることはあっても、ソンをすることはないはずです。
譜面を読むと、譜面通りにしか弾けなくなる
はい。
譜面通り弾けるようになってから言ってください。
本当に意味で、「譜が読める」ようになったら、譜面の虜になること請け合いです
話を戻します。
譜読みが苦手だった生徒さん。
ノートに書き、楽譜をいつも丁寧に読むようにお願いしました。
ピアノの楽譜は、
・音
・指
をまず見なければ弾けません。
その後に、リズムをつけていけば大丈夫ですが、音と指は必ずワンセットです
一年が過ぎました。
今では、音と指をしっかり確認して弾くことが当た前になっています。
そうすると、譜読みを直されることが少なくなるので、レッスンもサクサクと進むようになります。
譜読みを正しくする癖がついていないと、結局レッスンで直されても、その大切さがわからず、自宅の練習で直してくることができません。
なので、また、同じところで直される。
自宅で、直さない。
また直される。
はい。
負の無限ループの完成です。
このループにはまってしまうと、これはかなりの荒療治が必要になってきます。
0からスタートを本気で考えなくてはならなくなる場合もあります。
この生徒さんは、そのループにはまることなく、見事に入り口で脱してくれました。
・音を見る
・指も見る
これを意識するだけで、譜読みは劇的に出来るようになります。
はじめは、めんどうだと思います。
今までやってこなかった生徒さんは、とくに面倒です。
でも、そこが頑張りどころです。
この生徒さんは、少しだけ易しい教材に戻って、譜読みのクセをつけてもらいました。
同じように、手の形についても、少し戻った教材で、しっかりと意識しながら弾いてもらうようにしました。
1年を過ぎた、前回のレッスンで。
え
と思うほど、キレイに整ってきました。
1年は長いですか
わたしはそうは思いません。
この先、何年もピアノを弾いていくのです。
その中で、1年で譜読みが出来るようになって、手の形が無理なく整ってくれば、あとの上達は加速的です
ずっと、出来ないまま、出来ない、出来ない、と頭打ちのピアノを続けていくのか。
それが苦しくてやめてしまうのか。
いっときを頑張って、上達への道を自分でつかんでいくのか。
これはとてつもない差ではないでしょうか。
努力は、すぐには報われないかもしれません。
というか、すぐには出ません。
でも、必ず、実るときが来ます。
頑張った生徒さんに、わたしは、心からの拍手を送ります。
そして、それを辛抱強く見守り、わたしを信じて、ずっと待ってくださったお母様にも、心からの感謝を申し上げます。
お2人とも、本当にありがとうございます。
ピアノの世界は、まだまだ色んなステージが待ち受けています。
でも、一度でも、それを乗り越えていくことが出来た生徒さんは、これからも乗り越えていくことができるでしょう
わたしも、全力でサポートさせていただきます。
一緒に楽しんで、頑張っていきましょう
わたしは、頑張ることと、無理をすることは違うと思っています。
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