シネマ歌舞伎に行ってきたよ。

ピアノ教室のあれこれと好きなあれこれにどっぷり漬けの寺嫁優子です。

少し前ですが、友人とシネマ歌舞伎を観てきました。

沓手鳥孤城落月／楊貴妃（ほととぎすこじょうのらくげつ／ようきひ）

主演は玉三郎さん。

ほととぎす……は、原作が坪内逍遥だけに、ずっしり……

大阪夏の陣の、豊臣家最後の一日のお話です。
錯乱していく淀君を、玉三郎さんが演じる……。

演じる、というレベルではないですね。
いつもの玉三郎さんの面もちとまったく違っていました。
目がつりあがり、血走り、狂乱の淀君がそこにいました。

最初から最後まで、息をのむ激しさに、背中がぞくぞくしました。

CМなどで拝見する、おっとりと雅な玉三郎さんの片りんもありません。
凄まじいまでの、女の地獄があるのみ。

いやあ、あそこまで女は狂うのでしょうか。

う～～～～～ん。
どうなの。

女であることが悲しくなるような、そんな世界……。

一方、舞踊の楊貴妃。
こちらは、美しく、美しすぎて、夢見心地

何度か、こっくりこっくりとしてしまいました

この日は、着物で。

半衿と帯の色を合わせて。

お太鼓の模様は、帆船。

新品の帯を買うことは、もうほぼないのですが、これは新品。

なんと、７０００円

ポリエステル素材です。

気兼ねなく締められます

シネマ歌舞伎は、名古屋のミッドランドシネマで、今年も新しい作品を上演するようです。

歌舞伎そのものだと、お値段が高いけれど、シネマ歌舞伎なら、一本２０００円程度。
スーパー歌舞伎ワンピースも上演されますよ

どの配役バージョンなのかな。

ライブの盛り上がりはないかもしれないけれど、カメラがぐっと寄ってくれるので、別の角度からの楽しみもあります。
解説もありますしね

洋物の舞台や音楽ももちろん好きですが、日本のものも大好きです。

日本人の中に脈々と受け継がれているリズムや音。
間。
そういった世界を、受け継ぎ、こうして私たちに見せてくれる、伝統芸能に携わる方々に、本当にあたまが下がります。

通い詰めるまでのことはできませんが。
一観客として、足を運ぶことで、日本の伝統文化を少しでも支えて行ければな、と思います。

４月からも、シネマ歌舞伎、楽しみです

お知らせお寺のピアノ教室は、２０１９年４月よりレッスン枠を増やします。
それに伴い、新しい生徒さんを若干名募集いたします。

＜お寺のピアノ教室ff（フォルテッシモ）＞日常の動きから音楽へ～
ナチュラルメソッド（日常の体の動きを使って弾くピアノ奏法）採用のピアノ教室です。
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