勉強と習い事にまっしぐら、の、お寺のピアノ教室、寺嫁優子です
勉強と習い事と、読書と遊びと、仕事が楽しくて、時間が足りない……
ゲームに夢中の次男は、一日72時間欲しいと言っていますが、わたしはそこまではいらない…。
体力ないですもん。
理想は一日30時間
今夢中になっているのは、3つ。
・書道
(教室の作品展が迫っているから)
・満を持して、去年の11月に始めたあるお稽古事
(あまりに出来なさ過ぎて、しばらくは秘密です)
・そして、ブラームスの曲集
そう。
今年は、自分の練習として、久々にブラームスを弾いてみようかと思ったのです。
それは、このCDと再会をしたから。
じゃん。
ペーター・レーゼルのブラームス全集です
旧東ドイツ、ドレスデン生まれ。
この人のCDに出会ったのは、音楽大学を卒業して間もない頃。
懇意にしていた音楽愛好家の方にプレゼントしていただいたから。
もうね。
わたし、この人の演奏のおかげで、すっかりブラームスにハマってしまったんです
にじみ出る余裕と言いますか。
とにかく端正。
そして、しっとりと愛情深い音で、ブラームスを弾ききってくれています。
もちろん、激しいパッセージも見事なんですが、とにかく、しっとりした部分の音がいい
この中の全曲お勧めしたいのですが、中で一曲だけ……。
だめだ、一曲には絞れない
せめて3曲に絞らせていただくと、
・自作のテーマによる変奏曲 作品21-1
・3つのインテルメッツォ 作品117
・4つのピアノ曲 作品119
です。
ブラームスの曲の中では、地味目なんですが、レーゼルが弾くと、とにかく心に染みわたるのです
胸がきゅんきゅんするんですよ。
このCDをいただいた頃は、失礼ながら、レーゼル氏はまったくと言ってよいほど、日本では知られていなくて。
よくぞ、この方を教えてくれた、と、本当に感謝してもし足りないぐらい。
毎日、彼のブラームスを飽きずに聞いていました。
あまりに素晴らしくて、それまでほとんど弾かなかったブラームスに、のめり込みましたね
中でも、「自作のテーマによる変奏曲」は、本当に大好きで。
今でも、ブラームスのピアノ曲の中で一番好きかもしれません。
あったかいんです。
ブラームスって、本当に温かい心の持ち主だったんだろうな~~~、と思う。
そんな、大好きだったCDなんですが、実は、実家が取り壊されたときに、一緒に瓦礫の下敷きに……
5枚の中、1枚だけ、新居に持ってきていたので、残ったのはそれだけ。
買うにも、廃盤になっていて、中古も出ていませんでした。
あれから20年。
ひょんなことで、新しいパッケージになって、再版されたのをつい先日知って、もちろんの大人買い
もう、嬉しくて嬉しくて
その上、パッケージが、昔と違って、録音当時のレーゼル氏の写真になっていました。
この録音をしたころのレーゼル氏、こんなに若かったんですね……。
この若さで、あのブラームス弾いたのか、と、もう驚きです
天才って、すごい。
ということで。
今年は、大好きな3曲を、もう一度じっくりと練習してみたいな、と思っています
その他にも、生徒さんがスクリャービンの練習曲を弾く、というので、それも久しぶりに弾いておきたい。
ガーシュインのプレリュードを弾きたい、という生徒さんもいるので、それも久々に。
どれも、わたしの好きな曲ばかりなので、練習するのも分析するのも楽しいです
最近、面白いリクエストをしてくれる生徒さんが増えてきまして。
その指導のために、わたしも昔の本を取り出して、すっごく勉強しているんですよ
それが、また楽しいし、自分の底上げになっています
わたしの世界も、まだまだ拡がっていく
今年1年も、楽しみでなりません
ナチュラルメソッド(日常の体の動きを使って弾くピアノ奏法)採用のピアノ教室です。
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