好きがあるって素晴らしい。

たまにお世話になっているまんがアプリで、期間限定無料で配信されていた漫画に、夢中になってしまいました

その名は、

「とめはねっ！　鈴里高校書道部」（全14巻）

です

あまりに面白かったので、古本で全巻かってしまいました

カナダからの帰国子女で、気弱な男子高校生、大江縁くんの成長物語です。

大江くんが、一目ぼれした運動神経抜群で柔道女子の望月結希さんに、刺激を受け、逞しくなっていく姿が爽やかです。

うじうじの縁くんと、きっぱりさっぱりの結希さんのコントラストがとてもいい

お互いがお互いにないものを相手に見て、それを認め、成長していく姿に、ほれぼれしました

好きなものと、得意なものは違うとか。
戦ってもいないのに、相手からあきらめて、と言われるのはくやしい、とか。
100％無理なことなんて、ない、とか。
テッパンの、「書は人をあらわす」とか。
1つのことで頂点に立った人は、上手くなるその方法を知っている、とか。

うんうん。
そうそう。
そうなんだよ

あちらでもこちらでも頷きながら、読んでいました。

何かに一生懸命になることで見える世界がある。
成長する自分がいる。

そして、何かで上達への道を体験した人は、多くのことで、その体験を生かしていける。

そんなことを、この物語は再確認させてくれました。

「電子版もいいけど、やっぱり、紙の本を買って良かった

」

そう思える、素敵な物語でした。

本棚に並べて置いたこの14冊を見て、主人が、
「とめはね……？
見たことないけど、この本……」
と言ったので、
「古い本なの……（古本だから）」（お安かったので、許して

）
と、答えた、わたしでありました

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