普段着きものの多いわたしが、一番忘れやすい、着物こもの。
それは、帯板です
普段の着物だと、ざっくりして、地の厚い八寸帯を締めることが多くて。
そうすると、帯板をしなくても、意外と帯周りはしゃんとしているので……。
意図的に入れないことも多いです。
でも、柔らかめの染帯だったり、
がっちり、きっかり、補正もして着付けた着物だと、
帯周りがゆるっとしていては、なんだかアンバランス……。
ということで、やはり、帯板をします。
よく売っている帯板は、こんな感じ。
わたしも、織の九寸など、かなりきっちり感を出したいときには、
この帯板を使います。
でも、そこまでね……。
でも、ちょっとすっきりさせたいよね……。
というときには、麻の、長めの帯板を使います。
それがこちら。
素材が麻なので、いくらか涼しいです。
そして、柔らかいので、帯周りの雰囲気も、なんとなく優しくなります。
もう一ついいのは、
短めの帯板だと、体にフィットしにくくて、両脇で角ばってしまうのですが、
この帯板だと、ウエストに巻きつくので、
両脇で不自然な角ができません
これだけ違いますの。
着姿のお好みや、用途で、帯板も、使い分けをされると良いと思います
ふだんきもので~~~~~~す
と言っている時と、
きちんと着物でございます
と言っているときとでは、
求める着姿も違うと思うのですね
洋服だったら、ちょっとそこまでコーデと、
パーティーコーデの違いは、無意識レベルで、変えられる。
その感覚があれば、着物の着姿を、
その用途に沿って変えるのは、少し意識するだけで出来ると思います
それぞれの場面に応じて、小物などを上手に使って、
着姿をコントロールできれば良いですよね