わからないなら、黙ってね。 | 愛知県一宮市 ピアノ教室ff(フォルテッシモ)

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夢はピアニスト。日本には、もう住まない!
そう思っていた私の、運命の嫁ぎ先は、お寺でした。

藤原式ナチュラルメソッドで、
楽に表情豊かに音楽を奏でるレッスンをお届けします。

お寺といういつもと違う空間で、
音楽を楽しみ、心をまあるくしてみませんか。

今日は、少々真面目なお話を。

(いつも真面目なんですけれどね笑

 

 

お寺の話です。

 

以前にも、同じような質問をされたのですが、

また同じような質問があったので、

ここでお答えさせていただこうと思いました。

 

ある、お寺様からのお話です。

 

Q:自分はつらい思いをしたことがないので、相談されても困ります。

気持ちが正直、わかりません。

何をお話すればよいのでしょうか。

 

お答えいたします。

 

A:分からないなら、黙っていましょう。

黙って、その方のお話を聞いて差し上げましょう。

(時折、相槌はうって差し上げましょうポイント。

 

最悪なのは、さも知ったかぶりをして、説教を垂れたり、

道徳をふりかざすことです。

 

 

苦しみなんて、同じ体験をした人にしかわかりません。

絶望なんて、したことのない人にはわかりません。

 

もっと正しく言うのなら。

その人の苦しみは、その人にしかわかりません。

 

 

それなのに、さも、自分はわかったふり、

経験が多いふり、

悟ったふりをして話す人の、なんと多いことか。

 

 

この、質問を下さった方は、ご自分が「わからない」とおっしゃっていて、

とても素直な方だと思います。

 

人は簡単に悟れるものではありません。

正直、僧侶であろうと、悟っているなんて、定かではありません。

 

人は、人の上には立てない、と思うのです。

 

 

 

だから。

誰かを諭してあげようとか、導いてあげようとかではなく、

一緒に歩んであげることが大事だと思います。

 

わたしが、真宗の中で好きなのは、「同行」という言葉です。

 

わたしたちは、すべて、阿弥陀様へ同じ道を行く、仲間である……。

 

僧侶であっても。

なくても。

等しく同じ道を行く、お仲間である。

 

 

そこには、上も下もない。

 



 

 

紫陽花の季節となりました。

境内にも、紫陽花が咲いておりますニコニコ。

 

 

みなさまが、明日も、幸せでありますように。

合掌。

 

 

 

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