毎年、エイプリルフールだとは思いながら、
気の利いたジョークは無理なので、
自分には関係ない日だわ、とスルーしております。
そんなわたしですが、ご相談をいただきました
Q：「憎くて憎くて、堪らない人がいます。
わたしにあれだけ酷いことをして、
それなのに自分は善人面をして笑っている。
みんな、何故、あの人の本性に気づかないのでしょう。
腹が立って、悔しくて、腸が煮えくり返ります。
相手に、自分の非を認めさせたいのです。
どうしたらいいですか？」
それは、腹が立ちますよね。
あんな人が、「いい人」なんて。
許せない
そう思いますよね。
お答えします
今のあなたでは、相手に非を認めさせることは出来ないです。
そして、あなた以外の人に、その人の本性を気づかせることも出来ません。
なぜなら、
「あなたにしか、その姿を見せないから」
です。
あなたがなめられているのです。
都合の良い人になっているのです。
あなたの中にある、何かが、相手に、
「この人には、こういうことを言っても、やっても大丈夫」
と思わせているのです。
他の人にはしない、ということですから、
自分より強い相手や、反撃を喰らう可能性のある人には、
酷いことはしないわけです。
でも、あなたにはする。
それは、あなたなら、
自分より弱くて、反撃もしない。
と、思われているのです。
その相手の方にはきっと鬱屈したものがあったのでしょう。
今までは、「良い人」を演じ続けていたのでしょう。
けれど、そこに、自分より弱いと思えるあなたが現れました。
意識的なのか、無意識なのかはわかりません。
まあ、どちらでも構いません。
あなたは不愉快な思いをしているのですから。
それを止めさせるには、ただ１つ。
あなたが強くなることです。
反撃することです。
もしくは、その人と縁を切ることです。
誰かに愚痴って、誰かに止めてもらおう、と思っているうちは、
まず１００パーセント、相手との関係は変わりません。
他の人は、その人の嫌なところを知りません。
その人の悪いところ、理不尽なところを言い募ると、
言い募ったあなたが、悪者にされることにもなりかねません。
いちばん良いのは、その人から離れることです。
嫌いを越えて、憎むほどになってしまった場合、
あなたの取ってきた行動は、無意識の物になっています。
ということは、相手も、もう、
「何を言っても、やっても大丈夫」と、
無意識レベルまで到達しているのではないでしょうか。
無意識をひっくり返し、
「この人には負けない」と、思い、
「この人には気を使おう」と思わせるのは、
実はとっても難しいのです
いちばん確実で、
いちばん楽なのは、
その人と、縁を切ることです。
自分の世界から、その人を消し去ることです。
それが出来ないとしたら……。
ちょっぴり難しいことになりますので、また次回に
かく言う、わたしも、夫に何度も、
「人にナメられるんじゃない」
きゃああああああっっっ
と、叱られました
そう。
ナメられない自分に変わらなければなりません。
あなた自身が変わらないのに、
相手だけに変化を求めるのは、無理なんです 
お寺の枝垂れ桜が、咲き始めました