聖書における初めての殺人は、兄弟の間で起こった……。
カインとアベル。
のちに、多くの作品のインスピレーションとなる聖書のお話です。
よく、
血のつながった身内ほど、やっかいだ。
と言われます。
なんだかわかるわ~~~、とわたしも思うのですが……。
その場合。
誰かが。
もしくは全員が。
血のつながりに甘えている。
のではないかと思います。
親だから、分かってくれるだろう。
子供だから、これぐらいのことをしてもいいだろう。
兄妹だから、同じ考えだろう。
これぐらい言ってもいいだろう。
そして、結局のところは。
親すら。
子供すら。
兄妹すら、大切に出来ない人は。
所詮、誰をも、大切には出来ないのではないでしょうか。
自分がやられたことを思うと、あの人に優しくすることはできない……。
確かに、そうです。
でも。
誰かが、どこかで、その恨みの連鎖を切らなければなりません。
相手が、してくれないから、自分もしない、ではなく。
相手がしてくれないからこそ。
自分がやってみませんか
宗派を超えて、ではなく。
宗教を越えて。
大切なことは同じ、と思う、寺嫁ママリーヌ優子です。