本日は金曜日。
音楽のお時間でございます
みなさん。
何か楽器をお弾きになりますか
弾けたとしても。
弾けなかったとしても。
何かの楽器を、大人になってから始めたいと思ったことはありませんか
わたしは、あります。
その筆頭が、チェロ
昔は、バイオリンが好きでした。
今でも大好きなのですが、時として、耳につくこともあります。
その点、チェロの低音は、心をえぐられても、鋭く響くことはありません。
そんなチェロの音に恋した仕事人が、
レッスンを始め、取り組んでく過程を描いた様子を描いたのが、
こちら。
Cello Love ニューヨーク・チェロ修行 石川敦子
ニューヨークの第一線で働く著者のどこにそんな時間があるの
と、思うほどの、熱心ぶり。
全ての人に同じ時間の使い方が出来るわけではないですが、
その熱心さには、頭が下がります。
個人的に面白かったのは、彼女が楽器を購入する際の顛末。
これは、もう、弦楽器を買う経験をした人なら、
「そうそう。
あるある」
と、うなづいてしまうこと間違いなしです
弦楽器を買うのって、本当に難しいんですよ。
あたたかい楽器仲間。
くせのある、難しい人。
熱心に教えてくれる先生。
どれも、これも、チェロが始めたからこその出会い。
何かを始めれば、その分だけ、世界が広がる。
大人になって何か楽器を始めてみたい人に。
そして、そんな大人を受け入れてみよう、と思う、音楽の先生に。
そして、子供達を中心に教える先生にも、やはり読んでいただきたい本です。
私たちが教える生徒の多くは、将来、音楽の道に進むわけではありません。
でも、こうやって、一生音楽と付き合っていってもらいたい
そのためのヒントが満載です