二校とも合否の通知も届きました。
無事に、成績特待をいただいての合格でした。
本命は公立ですが、親としては、ほっとしたの一言です
というのも。
我が家の長男は、実に凸凹のある子でして
もうもう、エピソードには事欠かないのですが。
簡単に言いますと、
内申点と偏差値に差がありすぎ。
の、子なのです。
偏差値で入れる学校と。
内申点で入れる学校との差が、ゆうに、三段階ほど違いまして……
世間一般で言えば、
要領の悪い子
嘘はつけない、人におべっかを使うこともできない。
納得できなければ、前に進めない。
愛想笑いは、ぜったいに出来ない。
出来ない課題をなんとしてでも自力で解くので、提出が間に合わない。
要領よく立ち回るなんて、考えたこともない……。
その結果、内申点を考えると、受験できる公立は、
予定していた高校から、何ランクも下
成績云々ではなく。
その学校の校風が彼に合えば、なんの問題もないのですが。
十中八九、合わないであろう……。
三者面談に行ったときの。
内申なら、ここが妥当なんですけど。
どうして、ここじゃダメなんですか
の、言葉に。
真っ向から、「否」を唱えたわたし。
この子の学校は、そこではありません。
はっはっは。
学校側にすれば、完全なМＰ（モンスターペアレンツ）ですな
でもね。
プライドとかではなく。
本当に、彼の行くべき高校はそこではない、と思ったのです。
学校を見に行って。
下校する学生の様子も見て。
学校の清掃状況も見て。
部活も考えて。
高校の先も考えて。
思惑の入る余地のない、偏差値を中心に考えて。
長男自身は、すっかり自信を無くしておりましてね。
自分は何もできない。
ダメな人間なんだと……。
そんなことはないよ。
君は出来るし。
人間としても、信頼できる、とっても素敵な子だと……。
（ただし、かなりユニークではありますが
）言い続けるのも、けっこうしんどかった母です
今回の合格をいただいたことで。
多少でも、自分に自信が持てた様子。
まあ、まだ公立がありますがね
子供に大きな凸凹があると。
親の気持ちも凸凹してしまうのですが。
それはそれで、その子の個性。
どんなに要領が悪くても。
わたしは、長男のことを信じることが出来る
ひた向きさを持つことは。
人間として、素晴らしいことだと思う
そんなひた向きな心を持つ人こそが。
報われる世の中を作っていければ、と、母は思う。