子育て波乱万丈・フランス編⑥「ぼくは、何もしゃべらないから!」 | 愛知県一宮市 ピアノ教室ff(フォルテッシモ)

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夢はピアニスト。日本には、もう住まない!
そう思っていた私の、運命の嫁ぎ先は、お寺でした。

藤原式ナチュラルメソッドで、
楽に表情豊かに音楽を奏でるレッスンをお届けします。

お寺といういつもと違う空間で、
音楽を楽しみ、心をまあるくしてみませんか。

前回から時間が経ってしまいましたが、ついに、フランス行きの飛行機に乗りました飛行機

私にとっては、13年ぶり。
子供たちにとっては、人生初の海外旅行が始まります男の子男の子母


ただね。
少しだけでも外国語を話せるのは、この時点では私だけ。
なので、神経質な長男は、かなり心配していたようなのです。

……ぼくは、何を言われても、きっとわからないし、しゃべれない男の子


心配が高じて、出発前にはとうとう、

「どうせ通じないんだから、ぼくは何もしゃべらないからね!」


……ガクリ







フランスへ……。

ひとっとびに行けば楽だったのですが、色々とツアーの都合で、飛行機はイタリアへ。
なんと、ミラノのマルペランサ空港で、3時間の待ち。

成田を出てから、既に13時間以上が経っていましたあせる

日本では、もう真夜中。
疲れて眠い中、当時11歳の長男は、折り紙で、黙々とぴょんぴょんがえるを折っていましたカエル


折りあげるたびに、一匹ずつぴょんっと跳ねさせていると、隣に座っていた白人男性が、

「アメージング!」

と呟きました。

それからというもの、彼は、長男の手の動きをじっと見つめています目
その視線に長男が気づくかな、と思っていましたが、気づかずあせる

気がついてもな……。
僕は絶対、向こうの人とは話さないと言っていたしな……。


私は素早く二羽の「鶴」を折ると、その男性とその奥様らしき女性に、

「日本の折り紙、と言います。これは鶴。どうぞ」(英語で)

と手渡すと、二人は受け取ってくれました。

その後、トイレに立った私が、戻ってきて見たのは目


なんと、ぴょんぴょんがえるを手にした、隣の男性!

「僕があげたんだ」男の子



Σ(゚д゚;)



言葉が話せないから、絶対に、向こうの人とは話さない、

と言っていた長男が……。








すこしづつ。
何かが変わり始めている……予感。



それにしても。
長男、何語で折り紙をあげたんだろう
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衝撃の第一話はこちらからリンク ①突然の宣告

ちょっとホッとする?第二話はこちらからリンク ②子供と海外へ行こう!

そんなミスもあるのね~~~!の第三話はこちらからリンク ③あきらめる?いいえ!

障害ってどれだけ続くんですか?の第四話はこちらからリンク ④障害、障害、まだ障害

それを言ったらおしまいよ、の第五話はこちらからリンク ⑤「あなたはいいけど…」