久々に音楽ネタのアップでございます
誰か、に捧ぐ、やら、
誰々に献呈、と銘打ってある曲は多いけれど、
そのものズバリ、
誰かのために、とタイトルされる曲は他にはないかも。
それが、ピアノお稽古女子の心をくすぐるのでしょうか
ねえ、ベートーヴェンさま。
たりたりたりたりらん……。
流れ落ちるような冒頭は、
電話の保留音でもお馴染みですよね。
そう。
エリーゼのために。
曲がいいのか、と聞かれたら、
首を傾げてしまうけれど、
このタイトルはピアノ女子の心を掴むかも。
エリーゼという個人名、
その名前の滑らかさ。
これがアリスとかヨゼフィーヌとか、
エカテリーナだったら、
こんなに女子の心を掴まなかったと思います。
なめらかで、
舌の先でとろけてしまいそうな、名前。
エリーゼ。
誰かのためにではなく、
エリーゼのために、と、ストレートな表現が秀逸。
我が身とエリーゼを重ね、
捧げられることを女の子は夢見るのでしょうか
この秋の発表会でも、
この曲を弾きたい子が何人か。
エリーゼ。
私には「アナリーゼ」(楽曲分析)を思い出させる名ですけど
いつの時代も憧れの曲ですね
エリーゼのためにを全曲知らない方は、
この際、こちらから
様々な演奏があるのですが、
今回は、
ロマンチックなフィリップ・アンモルトンのピアノで。
おフランス風の愛のささやきを、
ご堪能下さいませ。
この曲、
あのアルトゥル・シュナーベルも録音しているのです
とってもセッコな(乾いた)エリーゼで、
う~~~ん、
あれでは女性は落ちないかも……
興味のある方は、検索してね