寒気とお腹が痛いの……
と、ブログに書いておりましたら、
鞠小路メイツの香保さんから、
「ノロにご注意」
の、コメントをいただきました。
幸いノロ=ノロウィルスではなかったのですが、
ふふふ。
過去のウィルス君との凄まじい戦いを思い出しました
それはむか~し昔。
まだ私が演奏活動をしておりました頃
明日がジョイント・リサイタルという前の晩でございました
教室の仕事を終え、途中のコンビニで遅い夕飯用のサンドイッチを購入。
それを食べて、明日の演奏会のドレスの準備、
と思ったその時。
凄まじい悪寒に襲われたのでございます[叫び]
それはそれは、筆舌に尽くしがたいとはまさにこのこと
みるみる内に、熱も上がり、
体温計の示す数値は、なんと、
42度
幸い、知り合いのお医者様に電話して、
その方の病院へ緊急入院となったわけでございますが、
まあ、その後も点滴の嵐。
嘔吐と下痢の嵐でございます(汚くてごめんなさい)
検査をしましたが、結果が出るまでに二、三日はかかるとのこと。
で、リサイタルは、翌日
一人のリサイタルなら良いのですが、
この時は、友人とのジョイントで、
「ごめんなさい、体調不良です」
なんてことでキャンセルは出来ません
弾きました。
42度の熱で、凄い!
というよりはそんなことになる事態を招いたのがいけないわけで。
完全なる自己責任ですね
アンコールに応えるにも、
立っていられなかったので、
出たらすぐに退場。
で、
病院に直帰
後日、
原因はサルモネラ菌と分かり、
三週間の入院と相成りました
その時に弾いたのがこちら
シューマン:クライスレリアーナです。
このCD、よく聞きました。
アルゲリッチはショパンピアノコンクールで優勝し、
ショパン弾きと言われていますが、
私にはシューマンの方がしっくりと聞こえます。
迫りくる狂気と戦いながら、
追い立てられるように、
それでいて冷静に、知的にあろうとする、
恋するシューマン
この曲は、
ロミオとジュリエットばりの大恋愛の末、
彼の妻となるクララ・ヴィークに捧げられています。
そんな狂おしいばかり第一曲から始まるこの曲集と、
アルゲリッチの持つ、奔放で、
ロマンティックな激しさと混ざり、
切迫感溢れる演奏となっています。
ぜひ、ご一聴のほどを
けれど、決してマネしようとなさらないでくださいね。
こんな狂おしいシューマンを弾くには、
「悪魔のトリル」を書いたタルティーニのように、
悪魔のとの契約を交わすことにもなりかねませんから
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