思い起こせば様々なドラマがありました。
元旦から出かけて、すぐ雪に降られ指が千切れるような傷みに耐えながら、やっとの思いで掛けた1匹。
シーズンインした6月には、15時から翌朝6時まで飲まず食わずのぶっ通しで釣り続けた日もありました。
思いが見事にはまり、蛸エギ爆弾投入毎にタコさんから握手を求められる事もあれば、何処で何をしても揚がって来るのはゴミばかりで、瀬戸内のタコさん壊滅したのかと思う日も。
もともとはサブの位置付けであった蛸釣り。
知り合いのプレジャーボートに乗せてもらったり、乗り合いの釣り船を利用したりする程度。
最初は5~6匹の釣果が回数を重ねてくると、なんとなくコツも分かってきて20匹ぐらいは釣れるようになりました。
でも周りの常連のオッサンはもっと釣りやがるんです。
ケタクソ悪いにも程がある。
さらに船から降りる事になった決定的な出来事が…。
忘れもしない2014年6月、播磨町から出船する草部渡船の乗り合いへ。
基本は渡船屋さんなのですが、シーズンになると蛸釣り船も兼ねて、時間は短いですが3500円と安いんです。
安月給でお小遣いが2万円のふぐりんにはありがたいお話。
まだシーズン初盤でポイントは深さのある沖目。
開始からポツポツと周りでは揚がり出します。
ところが、ふぐりんのテンヤには反応無し。
お客さんの世話をしながら、片手間で竿を出す女将さんも釣り上げる。
終了時間が近づいてくると気持ちばかりが焦って、底が取れているかも分からなくなってくる。
やっと釣れたと思い、ケッチのパッチでオシアジガー1500HGを巻いても揚がってきたのは石付きの昆布。
周りのお客さんも見て見ぬふり。
そして船頭の『終了』の一言。
自我が崩壊した瞬間でした。
あれから1年半。
東は神戸、西は姫路までショアからテンヤとエギを投げ続け、右も左も分からぬまま試行錯誤を繰り返す。
海の藻屑となったエギは星の数ほど。
でも釣り揚げた蛸の数は数えるほど。
ショア蛸のイロハのイの字が分かりかけたのが去年の晩秋。
週末になると家族の冷たい視線にも負けず出掛け続け、2015年度年間釣行回数は97回。
そして…
水揚げしたタコの数…
1046匹!!
御精読ありがとうございました!
