生きているものはすべからく

死するものに敬意を払え

そう 叱られて

悲しくて 怒りを覚えて

死んでいようと 生きていようと

愛そうが嫌おうが

そんなのは僕の勝手じゃないか

頭に乗せられた皺深いごつい手を払いのけた

泣こうか、嘲笑しようか、傷ついたふりをして黙りこくろうか

思考は脳内を巡るけれど

答えを出せずに唇をただ噛んでいた

太い腕が僕を抱きしめ

僕が大声で泣き始めるまでのあいだのことだけれど