ポピーはもう猫用のミルクしか口にしない。
それでもひとり寒い中、川沿いのみんなで遊んだ堤防の下にひとりポツンと座ってる。寒いだろうに。もっと暖かいところに入れてもらえるだろうに。俺はポピーに自分を重ねてるんだろうか?ひとりでずっと誰かを待ってる。ポピー。
ポピーはここらへんの王様だ。猫の中の猫。
多くの人がここらへんを散歩していくけど、ポピーは車がきても、散歩中の紐付き犬も目もくれない。猫の中の猫、それがポピーだ。ポピーが老いて痩せていくのを見るのは、すごくすごく辛い。
抱いていて泣きたくなる。ずっと話しかける。
まだまだ長生きしなアカンのやで、ポピー、って。