この10日間ほどずっと、
ずっと責める気持ちを持っていた。


今までも言葉が乱暴な人だとは思っていたが、
あの日はキツかった。

普通の人にできることができてない。
知識がなさすぎる。
学ぶ姿勢が受け身。
今まで仕事では上司に支持されたことしかやってこなかったのか?
自発的に仕事したことないのか?
何も考えず繰り返しても意味がない。
…他にも色々言われた。

まるで私が何も考えない、努力しない、無能な人間の様な言い方じゃないか。何を知ってるというのか。今までの頑張りも、今までの人生をも、まるっと否定して。
厳しいじゃなく、失礼だろう。

言われた時は、何も言い返せなくて、傷ついている自分の気持ちにも気づけない。
血の気が引いて、暗い顔をして、その場を耐え忍んで、投げつけられる質問に真面目に答える。
いつも怒りは翌日以降に出る。
そしてあらゆることに失望した気持ちをずっと抱き続ける。

この10日間ほどずっと…
…ずっと攻める気持ちを持っていた。


とても辛かった。
攻める気持ちも、責める気持ちも、自分に向かってくる。
言われた言葉が自分に向かってくる。
過去に親や上司に言われた否定の言葉も、
混ざって常に投げつけられる。
家にいても、外に出ても、ずっと声は続く。
どこにいても何をしてても、とても怖かった。


今日は気持ちを伝えるということを初めてした。
感情に任せて投げつけるのではなく、
落ち着いた心で自己開示をした。
誤魔化さず正直な気持ちを伝えた。


それは伝わった。


今までのことをとても感謝できた。