「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」 | Cobalt Blue Attic

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・大阪歴史博物館 特別展
「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2013/manganochikara...

手塚先生が小学3年生の頃に描いたという、手描きの漫画の完成度が尋常でなかったです。
この時点でもうすでに線がデザインされてる。
探りながら描く線じゃなくて、頭の中で描き終わってるものを写す類の線という感じ。

手塚先生のいろいろな展示会へ行って思うんですが、神々しい「火の鳥」の生原稿には、私ごときが1m以内に近づいてはいけないような気がしてるんですよね。
今回、とうとう30cmまで近づいてみました。
…いろいろ震えるー。

石ノ森先生のキカイダーの不完全な良心回路の、あのシーンの生原稿とか、振り向きざまの位置に展示してあるのやめてください。
不意打ちで私の心にメキメキとヒビが入る音がしました。

どろろ かわいい。ユニコかわいい。リボンの騎士の仮面かっこいい。百鬼丸の後姿かっこいい。

ブラック・ジャックの瞳の強さと、外套からギュッと伸びる美脚が超かっこいい。
ああ、この人、生きてる。

009の、ジョーとジェットの大気圏突入の生原稿に再会。
見るたびに、原稿の紙のサイズが良くわからなくなる。…宇宙って広い。

ロビタが居なかったのが残念。


いろいろ感じたけど、語りつくせやしないので、端的な感想にしておきます。

出口付近に、国内外の作家によるリスペクト作品が並んでるコーナーがありました。
デスノートの作画の小畑健先生が『All You Need Is Kill』タッチで描いた、009の島村ジョーのイラストが、イケメカ過ぎて、なんか吐血とよだれが同時に出そうだわー!

いやー…。
手塚治虫先生と石ノ森章太郎先生のコンボはやばい。
見終わったらフラフラして、カフェに立ち寄ってちょっとぐったり。
ノートに言語化する必要ない。




お二人とも、もう居らっしゃらないんですね。
もらうものばっかりのままです。