メタリスト
あのプラスティック製フレームのクリア吹いたテカテカからは何故か目がヌルッと逸れる。
自分でも不思議だけれど目が左から右に受け流すのだ。
いやしかし、今年はカーボンフレーム仕上げの新風なのか？
マット仕上げに一瞥、ニ瞥してしまい、あらプラスチックフレームやんかと何カ所か騙された・・・・
と言いつつ慣れればやはり目に入ってくるのは、金属の車体のみ ・・・・ すなわちメタリスト
何故かは分かりません・・・・
TITANIA
メールしても一切返事が返ってこないことで有名な東大阪のTIG が結構大きなブースを構えてました。
中でも目に付いたのがこの展示車両。
溶接痕は削り滑らかに仕上げされ、チタンフォークに、ステム、ハンドルは一体化したもの。
おまけに全身ピカピカ ・・・・ まるで嘗ての PASSONI 様
ここで質問を投げかけた 『何故、チタンフォークって世の中に殆ど無いの？』
答を聞きますと ・・・・ 『万が一の時のチタンの壊れ方がちょっと難しい』
要は製造者責任の事を気にしておられる模様でした。
私の目の前でもモリッとチタンがいきなり割れた事例が幾つかございますので妙に納得。
フレームはたとえ割れても、三角形の成り立ちなのでいきなり大怪我はないと言うことなのでしょう。
カーボンもメキッと割れるわけですが、そこの責任は大手さんに任せたいと・・・・そのようなことでしたｗ
そしてTIG は大阪の会社なのでざっくばらんに。 『プロト言うても売るとしたら幾らなん？』
『４０～５０万円位ですかねー、TIGの盛りも多くして削ったり、磨きに２０万円位掛かるんですわ』と。
いろいろ質問すると丁寧に答えて下さいましたが、
皆さん謎に思っておられる筈のメール不返信問題を聞くのだけ忘れた・・・・
Blue Lion
ですよ。
おフランスのスポルティフと言う方面から感じ入る方もおられるでしょうけども、
私が感じ入ったのはブースの並び。
この Peugeot ブースと肩を並べるように真横に懐かしの Gitane が構えてるんですよ。
Gitane と言えば、イノー ・・・・ こりゃ８０年代のツール・ド・フランスを彷彿とさせる並び
ある特定の年代を狙い撃ちにする為に懐メロをCMで流したりする手法と同じやね。
マーケティングの妙。
マーケティング？
MOOTSの29erにドロハン、シングルギヤにBROOKSのパニエ、
横には英国風ツイードジャケットを着たマネキン
シングルギアでツーリングもしんどそうだが雰囲気は出てる。
Independent Fab が Rapha と組んでクールなブランディングをやった真似か？
BROOKS ＆ MOOTS？ 英国 X アメリカ の組み合わせも同じだし ・・・・
と、BROOKSよりも自転車の事を聞いてみたら只の什器扱いでした ・・・・ なーんだ
Tommasini X-fire
キラッとしたものが目にはいるとフラフラと寄っていく。
大上段に鎮座ましますは Tommasini のステンレスフレーム
値段も立派だが、重量も１６００g（フレームのみ）とご立派 ・・・・ アタシャ やっぱりチタンで結構です
ディスクシクロクロスねーなーと徘徊しておりましたら、こんな車体。
これなかなかおもしろひ。
ケルビムが造った長距離用プロトタイプを見て、どこぞのお偉い編集長様がオーダーしたとか。
ディスクブレーキにパーツは電動アルテ、ハブダイナモにLEDフロントライト
銀黒のバランスよく、アルテも黒バージョン、そして銀色のタイヤカバーもおつなもの。
電動パーツにディスクって時点で、凝り固まったランドナーやスポルティフ定義とは無縁ぽいもよい。
私には電動パーツに心情的な壁がある。
人力というプリミディブな世界に、為体の知れない電力を介入させるというのが納得いかん。
しかし、ハブダイナモによる人力発電によるとなると話は別だ。
これでアルテの充電が出来るなら、完結したシステムになって俄然素敵度が増す。
コンセント充電したい人はすればよいが、シマノにはダイナモ充電という道も考えて頂きたいものだ。
ＮＩＴＴＯ
日本の良心ＮＩＴＴＯ。
見ればオーバーサイズの素敵なアヘッドステム、そしてその右隣には復刻版クイルステム。
蠟付け磨きによる滑らかな曲線、２００ｇ級なのが玉に瑕。
ＮＩＴＴＯのおじさん曰く 『これの注文が沢山来ると、一流の職人がとられて大変なんだよ』
『しかも人件費掛かりすぎて全然儲からない』 ・・・・ やはり日本の良心である
De Rosa TITANIO
皆さんこのフレームの前に来ただけで 『スゴイ』 とか 『チタン』 とかおっしゃってる
判を押したように デローザ、チタン ってだけで端から飲まれていらっしゃるような反応
中坊の頃からの夢のＤｅ Ｒｏｓａ しかもチタニオ だが、私的には一目見てちょっとおかしい。
仕上げがなってない。
ご覧のように、リンスキーで言うところの安価仕上げインダストリアルミルの様な有様。
更に言えばブラッシュ傷はあるが方向はアッチコッチだし、磨いたり磨いてなかったりマダラ。
中の人に聞けば、『確かに例年モデルより表面の輝きがｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ・・・・』 と歯切れ悪い
わざとなのか？ 仕上げケチったのか？ どちらとも判断付かない微妙な感じがよくない
私の手の触れ得ぬものとして夢の中で輝き続けていて欲しかったのだが・・・・
いやしかし、中の人とのお話の中で
その無骨な肌にＤＥ ＲＯＳＡの文字がシールかと思えば、ペイントだとおっしゃる。
『ムムムムム・・・・！』 その瞬間、私の愚息がエレクトした。
もう一度前のめりで全体を見渡せば、TITANIOもオーラよりもむしろ下野してきた親しみまで感じる。
そんな風に感じたが最後、TITANIOには当然スーレコでしょ？なんて発想にも違和感が生ずる。
『いつかはクラウン』 とか 『クラウンは最高グレードが一番売れる』 的な昭和発想に感じてくる。
となれば、夢などと言わずとっとと買って敢えてVELOCEとかで組んで乗るのもいい気がしてきた ・・・
いやマジで。
これも既成の価値観を吹っ飛ばしたリーマンショックの功罪か。
ARCHON T1
おまえ、まだ生きてたのか！？
タキザワのブースに行ってみてら、こいつが鎮座してました。
なんと来年からタキザワがライスピ代理店だそうな。
予めネットなんぞで見てイイナーって思っていても実際見ると全然エレクトしないフレームもある。
しかし、こやつは違った。
死んだと思ってたけど生きてるわ。 実際見るとオーラあるし力を感じる。
よく見れば、左右対称チェーンステーが廃止になってSEVEN並に太く立派になっている。
やる気ナシオだと思っていたら、意外とちょこちょこ変更点あってエボリューションまでしとる。
しかもフレーム＋フォークで４７２５００円
アメリカでも＄４５００overだから今までに比べるまでもなく、なかなか戦略的な値段じゃ無いか？
こいつにも、図らずも愚息はエレクトしてしまった・・・・
サイクルモードごときではノーエレクトでフィニッシュのつもりだったが・・・・
P.S.
間違いだらけの日本語英語ってのがよくあります。
サイクルモードは外人さんも多くてCyclosrossの前で話聞いてましたら目から鱗
サイクロクロス だとか クロスバイク だとか言ってる
シクロクロス ・・・・ ×
サイクロクロス ・・・・ ○
なんの疑問もなくシクロって言ってたけど 英語読みでは確かにサイクロだね。（恥）
シクロとはむしろイタリア語のciclo ： チクロから由来なのか？ 知ってる人オセーテくだし。
今日もありがとう
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