「ヤミ金に強い弁護士」
5歳の時、突然Yは姉とともに
母方の兄弟の養子になった。
実の両親は教師で
2人の子供たちを養子に出した時、
同時に離婚していた。
理由は分からないまま
聞けないまま
養子として育った。
父も母もどうしてどちらも
僕らを引き取らなかったんだろう…
二人とも再婚した訳でもない。
謎だった。
だが、養子先はとても裕福だった為、
かなり居心地は良かった。
養子だから遠慮するとか
気を使ったりなどは全くない。
Yは天真爛漫、やんちゃな男の子だった。
だからはたから見ると
本当の親子にしか見えなかっただろう。
たぶん当時一緒に遊んでいた友達でさえ
このことは知らなかったと思う。
おこづかいも、おもちゃも、文房具も、
服も、何でも十二分に与えられた。
そのせいか、Fは金銭感覚が緩かった。
高校の時バイクにはまってしまった。
それも当然買ってもらう。
いつも3、4台は持っていた。
欲しいのがあると即購入した。
免許を取るとそれが車になった。
それも外車が好きだった。
さすがに大学を卒業して就職した後は
その給料で何とかしなければならないのだが
相変わらずの金銭感覚、
迷わずローンで買っていた。
ローンの総額なんか
見たこともなかった。
そして当然カードが使えなくなる。
親にも言えないし、
自分で何とかしようと
ヤミ金でお金を借りたが、
借金は増えるばかりだった。
でもあまり気にしてなかった。
ある日家に帰ると
ヤミ金のことがバレていた。
今後一切お金の面倒はみない条件で
すべて親が払ってくれた。
今度こそちゃんとしようと
心に決めたが、
些細なことで上司とケンカし、
仕事をあっさりやめてしまった。
Yも31歳になっていた。
不況のあおりでなかなか仕事がない。
だが明るい性格で人懐っこいYは
どこに行っても面接には受かる。
しかし、一度ぶつかると譲らない。
おかげで仕事を転々とする。
冷凍食品倉庫の管理の仕事をしていた時
職場結婚した。
お金はなかったが
妻も近くのスーパーで働き、
子供2人とアパート暮らし。
Yにとってはこれが幸せだった。
だから妻もそうだと思っていた。
ある時妻が下の子を連れていなくなった。
親が心配し、探偵に依頼した。
やっと居場所をつきとめたが
別の男と暮らしていた。
下の子は、その男の子供だった。
どおりで似てないはずだ。
妻とは離婚した。
それから1年後、
元妻は悪びれもせず
やり直したいと言ってきた。
久しぶりにみる下の子は
大きくなっていた。
少し揺らいだが
やり直す件は断った。
Yはその時付き合っていた
元妻そっくりの彼女と再婚した。
お金がなかったこともあって
彼女の実家で同居になった。
再婚後、男の子が生まれた。
前妻の長男は大学生になって、
一人暮らしをしていた。
やっと歯車が正常に動きはじめた
と思った矢先、
育ててくれた両親が
株の暴落で大損、
かなりの負債をおった。
資産を処分して
自己破産しようとしたが
ヤミ金の取り立てが
それを阻むように嫌がらせをしてきた。
高齢の両親は
その取り立てに怯えた。
Yは前に自分の借金でお世話になった
弁護士のことを思い出し
早急にこの取り立てを
止めてくれるよう依頼した。
弁護士に頼むとすぐ
その嫌がらせは止んだ。
ほっとした。
後は全て弁護士に任せた。
財産と引き換えに負債は消え、
何とか実家だけは取られずに済んだ。
Yは自分をここまで育ててくれた両親に
散々迷惑をかけてきた。
これからは親孝行しよう、
そう思った。
このことがあって以来
Yはケンカしなくなった。
自分をコントロールできるようになった。
しかし、高齢の上、いろいろ心労も重なり
80歳の誕生日、父が他界した。
程なくして
あとを追うように母も永眠した。
葬式で実の両親に会った。
養子になって初めてのことで
顔も覚えていなかったが
すぐに分かった。
言葉もなく、遺影を見つめ
だただた泣いていた。
Yも子供のように思いっきり泣いて
スッキリした。
その後、
Yのブレーキは壊れていない。
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