「……は?」
思わず出てしまった言葉にオセルは急いで口を噤む。
あまりにも突然過ぎてオセルの頭は状況判断出来ずに混乱していた。
「え…すみません、聞き取れなかったのでもう一度良いですか…?」
絶対に聞き間違いであって欲しいという願いからオセルは隊長にもう一度訊ねた。
隊長は「ふむ」と頷くと先ほどと同じ口調で繰り返した。
「水軍第12隊副隊長オセル=オスカート。本日より無期限の任務と共に臨時に作られた『魔王捜索隊』の隊長に任命する。これは君以外には出来ない重要な任務だ。頑張ってくれたまえ、オセル君」
聞き間違いじゃなかった…。
一語一句、抑揚全てを完璧に繰り返してくれた隊長が居なければオセルは今すぐに膝を尽きたい気分になった。
何故…、よりにもよって何故、俺!?
「あの…、ちなみになんで私なのか理由をお伺いしても…?」
これは最終決定された任務だと言うことは理解できる為、せめて真っ当な理解なのをオセルは期待した。
「ああ、ちゃんと魔王の性格を把握し、ある程度の能力のある奴を選別してから、公平に“クジを引いて”決めてきた」
だがそれは儚い願いだったようだ。
そうか、俺が抜擢されたのは隊長のクジ運の所為か…。
ヤバい、ちょっと泣きそう。
そんな俺を差し置いて隊長は続ける。
「じゃ、出発は明日だから、今日は準備してしっかり休むといい」
そう言って隊長は部屋を出て行った。
隊長が出て行ったと同時に俺が膝を付いたのは言うまでもない。
思わず出てしまった言葉にオセルは急いで口を噤む。
あまりにも突然過ぎてオセルの頭は状況判断出来ずに混乱していた。
「え…すみません、聞き取れなかったのでもう一度良いですか…?」
絶対に聞き間違いであって欲しいという願いからオセルは隊長にもう一度訊ねた。
隊長は「ふむ」と頷くと先ほどと同じ口調で繰り返した。
「水軍第12隊副隊長オセル=オスカート。本日より無期限の任務と共に臨時に作られた『魔王捜索隊』の隊長に任命する。これは君以外には出来ない重要な任務だ。頑張ってくれたまえ、オセル君」
聞き間違いじゃなかった…。
一語一句、抑揚全てを完璧に繰り返してくれた隊長が居なければオセルは今すぐに膝を尽きたい気分になった。
何故…、よりにもよって何故、俺!?
「あの…、ちなみになんで私なのか理由をお伺いしても…?」
これは最終決定された任務だと言うことは理解できる為、せめて真っ当な理解なのをオセルは期待した。
「ああ、ちゃんと魔王の性格を把握し、ある程度の能力のある奴を選別してから、公平に“クジを引いて”決めてきた」
だがそれは儚い願いだったようだ。
そうか、俺が抜擢されたのは隊長のクジ運の所為か…。
ヤバい、ちょっと泣きそう。
そんな俺を差し置いて隊長は続ける。
「じゃ、出発は明日だから、今日は準備してしっかり休むといい」
そう言って隊長は部屋を出て行った。
隊長が出て行ったと同時に俺が膝を付いたのは言うまでもない。