うちの親は、言ってることが矛盾することが時々あって。


私は昔いい子ちゃんじゃないといけないと
思い込んでいました。


うちの親はいい子ちゃんが正しいと思っている人たちだから。と。


早めの恋愛はダメ。
そんなことに目を向けるのは早すぎる。と。

近所の子が学校帰りに男の子と帰ってくれば
それについて語る口調が
まるでいけないことをしてるような印象をあたえるものでした。


だから、
子供心に、
あ、男の子と歩くのはまだよくないことなんだ。

と、漠然と思ってました。


女の子同士だろうと、
子供だけの外泊にはうるさかったし、
男の子相手だったらもっとダメなのは明白で。


なんとなく、逸脱しないように
ある程度いい子でいるような子になりました。


ところが、適齢期になったら結婚するもんだと思ってたらしく
今度は、誰かイイヒトいないのか。
と聞くようになり。


お前が自由に恋愛させないから窮屈に生きてきたんじゃい!
今さらなにをいいだすんだ!
私はコソコソと大変な思いしてたんだぞ!


と憤りを覚えました。


ちなみに親の言うイイヒトとは

ある程度の学歴と
ある程度の仕事と

と、


ある程度を満たした人を指すのであって


娘が選んだ人なら。。。
という寛大なものではありません。


なので、私は親に自分の恋愛の話をしたことがありません。



で、この歳になって
いや、もう少し前かな。


あなた自身のためにも、誰かいたほうがいいと思うよ。
と、言い始めた時に


あ、この人も歳をとって少し変わったのかな。


もう娘に高望みしてないのかな。


と感じるようになりました。



普通に考えて、
親は私より先に逝ってしまうわけで
その先の私を案じたら

どんな人でも
自分の娘が1人でいるのはかわいそうと思ったんでしょう。



私は少し、ほっとしました。


私なんかがすごい人と結婚できるわけないのに
無言でかけられてる圧力と期待が重かったので


ああ、私が見つけられさえすれば
今なら認めてくれるのかな
喜んでくれるのかな。


と。



それからしばらくして
今一緒にいるのはくまさんで


今なら、くまさんのことを紹介しても
喜んでもらえるんじゃないかな。


って思ってたんです。




。。。。が。



ハードル全然さがってなかった。。。



家のことを管理するのに
賢い人がいてくれたらね~。

から始まり



弁護士だ会計士だなんてことはいないから
ちょっと頭のいい人がいてくれたらね。



言い出した。


この期に及んで!



こんないき遅れた娘を前に!



ドリーマーーーー!!!


一気にくまさんのこと話す気が失せました。



私と違って、
親は正統派な2枚目が好きです。


ジャニーズ系のキレーな子、
清潔感のある子を好みます。



ああ、くまさんなんて
くまみたいだからくまさんなのに
親ウケするわけありません。


あー、うーん。
いつ打ち明けることになるんだろう。


もしくまさんのことを気に入らなかったら
私には無縁だった変な板挟みに苦しむのかしら。


無職期間あり。
収入高いわけじゃない。

特化して頭いいわけじゃない。
特別社交的なわけじゃない。

かっこいいわけじゃない。


うーー。
私がよければいいじゃない。
という、もっともな本筋はわかるけど


ずっと親の期待する正統路線を外してきてる私としては
ここを満たせないのは結構自分が揺れるんです。


たまに、ほんとたまに
誰でもいいから自分がラクな人と。。。
みたいなこと言うので、真に受けちゃってました。


早まっていわなくてよかった。


私の中で、

誰に反対されても!!


ってくらい気持ち固まるまで
もう少しおいておこう。


もし、打ち明けて
なんか凹むこといわれてたら


くまさんとの関係に悩み始めちゃうとこだったわ。


面倒くさいと思いつつ
親の存在はやっぱり大きいし

親のコトバには影響を受けてしまいます。


くまさんはそういうことへの耐性はないだろうから
もしそんかゴタゴタになったら
心折れちゃう派だと思いますし。


その辺の強さは持ち合わせてないと推測されるので。


もうちょっと、慎重にいくことにしますね。