俺は牧原陽介。
俺は前は恋とか恋愛とかまったく興味が無かった。
原田に出会うまでは。
1年生の時話したことも無かったのに、一目見た瞬間に世界が色づいて、
つまり、一目ぼれ。
でも俺は友達に言わない。
「告白しろよー。」とか言ってちょっかいだされたらたまったもんじゃない。
そんなので俺の恋を壊されたくない。そう心から思っていたから。
でも、あいつが…俺の気持ちに気づいた。
宮澤が。
同じ地元サッカーチームに入ってる。そういうやつは結構居るが、その中であいつは何かとチャライ。
よく女としゃべっていてなんだかいやなんだ。
なのに、
あいつなんかに、気づかれて、無理やり吐かされて。
あいつはそういう噂が大好物。
あっという間に広まった。
原田のクラスの男子にもからかわれた。
その一週間後くらいに原田とばったり会った。
あいつ…。
なにも感じてない顔をしていた。
そりゃそうだよな…。あいつは別に俺に惚れたわけじゃない。
俺は傷心してた。やっぱりどこかで期待してたんだ。
赤面するとか、目をそらすとか。そういう反応をしてくれるんじゃないかって。
お互いなにもしないから、周りも飽きたようで、噂は3日くらいで無くなった。
でもおれは忘れなかった。忘れられるはずなんて無かったんだ。
それから俺は原田をなるべく気にしないようにし始めた。
最近はもうそんなに好きじゃないかなと思っている。
「班は2クラス合同で決めてくださーい。」
「牧原ー。班の女子どうするよ。」
「あー?誰でもいい…よ…。っ!」
「牧原?」
「………。」
その時俺が見たのは原田が楽しそうに頬を赤らめて宮澤と話してる姿だった。
「あ…っのさ!男子ちょっと多いし山川と人数足りてない班行くよ!」
「えっ…まっ牧原!……じゃいってくるわ。」
「お…おう。」
とてつもなく嫌で。とにかくあいつらを2人にしたくなくて。泣きたくなって。原田のところに走り出してた。
やっぱりすきなんだ。俺は原田が好きで仕方ないんだ!
「はー…。なんだよいきなり。」
「なっ。原田たちの班足りないみたいだから!いいよな!」
「いいけど…。「いくぞ!」あいつなんであんなに…。そういえば昔?…牧原じゃ無いっけ?」
「俺たち入れてくんない?」
「おぉ!いいぜ!」
また原田は何にも感じてないらしい。
むしろリーダーの自分を無視して勝手に入れた尾木にちょっと不機嫌。
でもいいんだ。
俺はお前への気持ちに気づけた。
これから仲良くなればいいんだ。