今日はちょっとカタ目。
小泉元首相が脱原発に動いてますね。
報道は「あの郵政民営化をなしとげた小泉」という扱いだけど、小泉が郵政民営化を唱え出してから、実現までにかなり時間がかかっていることが抜け落ちている。
小泉は保守政治家だ。理念が実現するまでに時間が必要なことを知っている。
とか、考えるのは、こんなニュースを読んだからだ。
◼︎小泉・細川元首相の脱原発法人設立、背後にソフトバンクの思惑、エネ事業拡大への布石か
そして、郵政民営化に関して小泉を支援していたのがヤマト運輸という話はよく聞いた。
それも、まだ小泉が総理なんてギャグにしかならないくらい前に親父から聞いた覚えがあるので、話が本当なら、かなり長い間支援を受けていたはずだ。
ボクは脱原発してほしい。今すぐにでもしてほしい。
だけど、小泉は郵政民営化と同じくらいかかると読んでるんじゃないか。
と、考えると都知事選で花火を打ち上げてから、草の根運動に移っているのが、腑に落ちてくる。
時機でないならハデに動いても飽きられるだけだから。
その間、ソフトバンクから支援を受けるのかもしれない。別にいい。
正直、山本太郎よりデモより、小泉の構え方の方が脱原発のリアリティを感じる。
もちろん、早く実現して文句はないと思ってるけど。
郵政民営化を孤軍唱えだしてから、あの郵政劇場選挙まで20年。
脱原発に20年かかったとしたら、ちょうど息子さんが総理適齢期ですね。それまでのパトロンが見つかったのかもしれませんね。脱原発劇場の仕込みが始まったのかもしれませんね。
別にいい。
短期決戦したがる人はたくさんいるから、長期戦で構えてる人もいてほしい。
『人徳の山崎、政策の加藤、政局の小泉』と言われた人だ、申し分ない。
政局に強いということは、政策実現力があるということだ。
「政局」を戦ってこそ議会政治家だと思う。どんないいような政策でも実現しなけりゃただの妄想か虚言だ。
『政局の勘がにぶるから政策の勉強はしない』と言ってたという青木幹雄みたいなのはどうかと思うけど。
とまれ、伊吹さんも脱原発唱え出したし、保守政治家にジワリと広がっていっているのは力強い。
報道が本当ならの仮定の話だけど、資金源を確保して、金切り声を上げるのではなく、実現への道をつけていく、実に保守政治家らしいアプローチに見える。
それで、誰が儲けてもいいから、原発を止めてほしい。