ミジンコターボの竜崎さんが作演出で参加されてて…、ちょっと前のことですが、尼崎に勤務先の運営するお店ができまして、尼崎といえば竜崎さんだろうと思いまして、お誘いして飲みにいきました。
去年はホントに仕事しかしてなかったので、そういえばなんの用事もなく飲みに行くというコトがサッパリなくなっていて、『こりゃいかんな飲み会』をボチボチやってまして、その一環でしたが、
その時に『実は次、演出するんです』とおっしゃられて、稽古はまだの時期でしたが、演出にクレジットされるのは初めてで、とアドバイスを求めていただきまして、あれこれ偉そうなことを言ってしまったので、これは絶対観ないとあかんなぁと思っておりました公演でした。
例によってストーリーは劇評ブロガーの方々に委ねるとしまして、
感じたのは、奇跡の積み重ね感がステキだったなぁ、と。
もちろん『お話』なので、ご都合主義ということは容易いのですが、ささやかな奇跡で、ささやかに癒していく感じが好きでした。
実のところ『ささやかな』というには、結構な奇跡だったりしますが、ささやか感を醸すのに成功していたと言うべきでしょうか。
ボクだったら、同じホンでもドーンっとかバーンっとか、『奇跡ーーー!!!』って感じで演出してたと思いますし。
もう会えなくなってしまった人も、きっとどこかで、幸せになってくれてると思える、作品でした。
加藤くんにはハンカチを持たせても、役は成立してたと思う。