ミジンコターボさんのダメダメサーカスを拝見。
雑然と自分のためのメモ。
観劇後の感想としては、ミジンコターボさんは、まだまだ「柄」を1枚も2枚も上げそうな予感、期待感。
この期待感は足を運ばせるのに大きい。
どんなに素晴らしい作品でも「前と同じ素晴らしさ」では、スケジュールの優先順位が下がる。
演出の片岡くんの俳優に対する信頼感が上がってきてる気がする。
信頼できる俳優さんに囲まれるのは幸せなこと。充実しとるやろな~。
シーン毎に空間を広く見せたり、狭く見せたりすることを意識すると躍動感が増すと思う。空間の伸び縮みはあまり感じなかった。
躍動感がミジンコターボさんの大きな魅力のひとつなので、もっともっと躍動感を感じたい。
最後にみせてくれる「イメージの核」にはいつも涙させられる。それまでの色々が吹き飛ぶ。
核が強い。それは素晴らしいこと。
音先行が多い。俳優先行の方が引き立つのでは、というキッカケが散見された。
セリフ先行でなく演技先行というか。
シーンをキチンと引き連れて立てる俳優さんばかりなんだから、そこは任せた方がお客さん(=ボク)もついていきやすい。
「ソデの中」での事件で物語を回す手法はもっと磨き上げれそう。
片岡くんがどういうふうに俳優に立っていて欲しいのか、立つべきと考えているのかに行き着きそう。
演技論が明確なお芝居は、お芝居だ。そこがニュアンスな作品は観るに耐えない。
「90°、30°からの120°」がツボ。
Sun!ちゃんの成長(←ボクえらそうですね)に目が釘付け。
一言でキメなあかんセリフがキチンとキまっていて、作品全体を引き連れている。ファンタジーを引き連れて立つのはかなり難しいこと。
川端さんが可愛い。「自分なりに」立てている、つまり制約を感じさせない。ファンタジーはそれだけで制約になりがちだけど、ファンタジーの世界観の中で生活を感じた。キチンと生きてはるということ。
ああいう役どころの俳優さんがキチンと作品世界を生きてはると、メインどころの役の土俵が広がる。
永井さんはやっぱり素晴らしい。あんなに言ってることしか考えてなさそうな演技ができる人は実はあんまりいない。このあとどっちに向いて進むのか楽しみ。
対極に上原くんがいて、言ってることの何千倍も考えてそう(本当に考えてるかは別にして)。腹黒の役をよく充てられるのも分かる。あと、上原くんのダンスのキレの良さにビビる。
そういえばオープニング映像初めてしっくりきた。今までと何が違うのか? じっくり考えてみよう。
帰り際、片岡くんに『ダム部のアイちゃん』めっちゃ楽しみとお言葉をいただく。プレッシャー。がんばろう。
雑感、雑な感想でした。
今後の自分の作品づくりに活かしていこうと思います☆
◆2月6日(土)14:30/19:00/7日(日)14:00 殿村ゆたか劇場『これより先はない』戒田竜治演出・脚本 会場:シアターカフェNyan
◆2月20日(土)19:00/21日(日)13:00 みず一人芝居『カーニバル』戒田竜治演出・脚本 会場:未知座小劇場
◆3月20日(土)19:00/21日(日)11:00 河上由佳一人芝居『ダム部のアイちゃん』 戒田竜治演出/片岡百萬両(ミジンコターボ)脚本 未知座小劇場
◆8月13日(金)~15日(日) 満月動物園第壱拾七夜 戒田竜治演出・脚本 会場:in→dependent theatre 1st