無事に松山に着いて、お通夜に参列。
本家のおじいさんといっても、
ボクのおじいさんのお兄さんの息子なので、
平たく言うとボクのお父さんの従兄弟で、
親等的には遠いんですが、
やはりなんとなく一族の象徴的な
おじいさんでした。
本家は娘さんばかりで、
娘さんがたも嫁に出てしまってて
家名は絶えてしまうので、
本家の終焉として、やはり参列したかったのです。
しばらく前に亡くなった叔父さんのお葬式で、
お会いしたのが最後で、
そのときに、嫁を紹介出来たのが、
今となっては嬉しいかったのです。
本家のおじいさんは、産婦人科医でもありまして、
ボクを取り上げてくれた人でもあって、
ボクが『生まれる前から』お世話になっていた方でもありました。
そんなに盛んな交流があったわけではないのですが、
嫁を紹介したときに、とても感慨深げに、
そして、戸惑いと照れくささと、
色々な思いの混じった表情を見せてくださって、
やっぱり、あれをボクの中での
最後の姿にしたかったので、死に顔は見ませんでした。
たぶん、もう本家との縁は、
これでスッカリ切れてしまうので、
ボクの人生としては、これで良かったんだと思っています。
人は去る一方です。
さようなら。