100円 昔、地下鉄の新大阪駅のキップ売り場で、「生活が苦しいので100円ください」というようなことを言われたことがあります。お金は持ってなさそうでしたが、そんなにみすぼらしくもなく、こざっぱりした女の人でした。100円を渡すと「お礼です」と言って小さな封筒をくれた。白紙を折って作った手作りの封筒の中には、ボタンとか細々したものが3、4個入っていた。あの人は今ごろ何をしてるんだろう?