火鍋 | ネムリノソコ

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おたいらに

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少し前のことだけど、火鍋を食べに行きました。

火鍋との出会いはもう2年以上前の上海。
主張のときに連れて行ってもらったのです。

いや~、だいぶ前のことなんで、
おいしさを適切に表現出来る言葉が
思い当たらないんですが、
主張で3回、海外に行って、
(上海2回、韓国1回)
結論が、「とりあえずもう海外はいいわ」
と、なったボクが火鍋を食べには、
もう一回、上海に行きたい、と
思うのです。

で、天満で見つけた火鍋のお店。
食べものの物価が、上海とは
全然違うので、エンドレスに、
ただひたすら食べるもの、
という、刷り込みのようにいかない
のは仕方ありませんが、
2年を経て、満足、納得のいく感じ☆

「昨日、上海で火鍋を食べたばっかり」、
っていうのなら、やっぱり
日本ナイズされた味と思ったんだろーなー、
とは思いますが。

いや、しかし。
2年の恋の果てならでわの感動が☆


もっとも、上海で案内してくださった方が、
中国語ペラペラの日本人で、
現地の方ばかりが行くお店だったのが、
大きい。

つまり、観光客相手の店じゃなかった。

キレイな作りのお店だったけど、
トイレの『大』に囲いがなかった!!

『小』用でトイレに行ったら、
『大』に店員さんがまたがってはって……、

わあ。


そう、「海外、もういいわ」と思う
大きな理由は、
観光客向けの場所・お店に、
ヘキエキしたから。

「パッケージ」になった「観光地」よりも、
「上海のローソン」の方が
すごくワクワクした。

ソウルの「日本式焼肉」の店より、
上海の「韓国式焼肉」の店より、
上海から車で6時間揺られた先の、
どこだかわからない工業地帯の、
どこだかわからない飯屋の、
なんだかわからない肉のイタメモノ
の方が、おいしかった。
独特のクセはありましたよ、もちろん。

キレイに舗装された、電気街より、
その一本外側の、路上散髪店がある道の方が、
ずっと楽しかった。
買い物もいっぱいした。
(同行の方にはイヤがられた。
現地の方は見せたくない
街の顔だったのかもしれない)

食べ物に限らず、
「日本式」のモノなんか、
日本の方が楽しめるんじゃ~!!

鉄モノ修理屋さん(正確には
なんと言うのだろう?)の、
店頭の方が、デパートより、
よっぽど楽しいのだ。
ボクは。

その鉄モノ修理屋さんの、
店構えが、これがまたしっかりしてるんだ。
「あ、成り立つんや」って感じに。

現地の人の「生活」が伝わってこないのは、
もの足りないな。

しかも、いるんですよ、
ジャパンマネーにハバをきかせてるだけの、
壮士気取りが。


結局、楽しくなかったわけじゃなく、
ボクなりに楽しむなら、
それなりに覚悟決めて行かな
意味ないな、と。

うっかりヒョイヒョイっと行っても、
ヒョイヒョイっと、現地の「観光産業」の
お客さんになるだけやな、と。

ボクの願う「観光」はそれじゃないな、と。

そんなこと考えてたのを、
火鍋を食べて思い出したのでした。

まあ、海外は時期をみて再度チャレンジしよう。
あんなこんなな「パッケージ」で、
海外を知った気になんか、
とてもなれないので。


※「上海のローソン」は、例の青い看板で、
「日本式ビジネスモデル」ですが、
日本人あるいは外国人相手に
やってるわけではないので、楽しかったのです。

しかし、本気で「海外」を楽しむなら、
妹のようにバーレーン半年滞在、
とかするしかないんだろうなぁ。
「観光」に多くを求め過ぎかもしれない、
と、思わないでもない。