前の林原跡地を所有するイオン6件
モール(千葉市)は18日、14年11月に地上7階建てのショッピングセンター(SC)を開業する方針を明らかにした。同社によると、店舗面積は中四国最大のSCとなる。集客目標は2000万人超。1階で高級ブランド化粧品を販売するなど洗練された商業施設を目指す。
同社の岡崎双一社長が、記者会見で明らかにした。隣接する系列の商業ビル・岡山ビブレも15年ごろに建て替える超大型の再開発で、品ぞろえは百貨店に近い。中心市街地の商戦は激化しそうだ。
SCは地下1階、地上7階建てを計画。駐車場を除いた店舗面積は8万8000平方メートルと、イオン6件
モール倉敷(8万2000平方メートル)を上回る。専門店街やシネマコンプレックスに加え、5階部分に500人収容可能な多目的ホールを設置。コンサートや演劇の上演のほか、岡山市が求める会議施設として使えるようにする。 また、同社は、定年退職期を迎えた団塊の世代をターゲットに位置づけ、カルチャーセンターなど定年後のライフスタイルを提案できるような施設の併設も検討。岡崎社長は「物販だけでなく、有意義な時間が過ごせる文化の創造と発信拠点としたい」と強調した。
毎日新聞 2012年07月19日 地方版