自分が作った城。

だが、今はそれも良くわからない。

なにがあの中で行われるのか、わからない。

もちろん、なにかあった時は、自分があの城の崩壊スイッチを押せば良い。

駄目人間はどんなに頑張っても駄目だ。

世の中、そんな簡単には行かない。

駄目人間がそのまま駄目人間ではなかなか終わってくれない。

現実は凌駕していく。

夢とも妄想ともつかないくだらない話が、どんどんとスピードを上げて。

猛進した先には努力した知的生物や努力しなくても上手く行く知的生物が居て。

結局、くだらない奴にやられる。

まあ、でもそれは本当に現実性の低いお話だ。

結局はあきらめ、いつも通りの毎日だ。

権力者と利権者達の間でぐるぐると回っている。

まあ、
間違ってた。

馬鹿にされたのをずっとずっと根に持って、一生懸命頑張って、今や全生物の命を自由に出来る生物になった。

世界のルールさえ変させた。

そして、自分が思うままに全ての話のわかる生物を言いなりにも出来る。

木っ端微塵にも、じわじわ苦しませて終わらせることも出来る。

だが、それは全然違う。

虚しい訳でも無いし、スッキリもする。

きっと納得も出来る。

だが、間違ってた。

その行為に値するような相手じゃなかった。

自分は間違ってた。

自分を含めてそんな行為をしてあげるほどの相手では無かった。

だから、今までの努力は水の泡だ。

凄くくだらない相手に本気になって相手してしまった。

自分は本当にくだらない。

そんなことがわからなかった自分が一番くだらないし情けない。

ふざけた終わりだよ。