11月16日(金)
よく眠れず、おなかも腰もいたくて微熱もある感じ。
手術の不安もあって何となく調子が悪い。

退院までに予定の入っていた取引先にメールで謝罪して
引き継ぎ事項をまとめる。
その間にレントゲンを撮ったり血液検査をしたり。
点滴したままなので何をするにも面倒くさい。

「緊急手術ということで手術時間はまだ未定ですが
何かあったときのために、ご家族の立ち会いをおねがいします」
とのこと。

平日に突然言われても無理でしょ。
パパに話すとなんとか病院にこられるようにはするけど
早く時間が決まらない困るなぁ...と。

お昼近くになって13:30前後のスタートだと聞いて13:00にパパが駆けつける。
待っても待っても手術は始まらず。
聞くと、主治医の先生の外来が終わらないと始められないとのこと。
2時間以上待たされて手術は始まりました。

もう手術はしなきゃどうしようもないことはわかっていたので
さほど緊張もしていなかったが、
ベッドで移動を始めるとさすがに緊張して手足に汗がにじむ。

手術室の自動ドアがあくと、麻酔科の先生と看護師さん2名が
ベッドを覗き込んで挨拶をしてくれた。
それがますますドラマみたいで緊張感を増す。
看護師さんはみんな若くてかわいらしいななんて思っていて
名前は全く覚えていません。

ベッドを移されて手を固定されるとすぐ
口にカバーを当てられて、3回深呼吸してくださいと言われる。
2回目までは覚えている。

次に目覚めたときは、「終わりましたよ~」の声。
記憶は途切れ途切れ。知らないうちに病室にいて
酸素マスクをつけられて、パパが写真を撮っている。
それにピースをしたのと、
「卵巣1つは取っちゃったけど、1つは残ったよ」と
教えてもらったのは覚えている。

パパが帰ったのも知らない。
何度か熱や血圧を測ってもらったのが点々と記憶にあるくらい。

とにかく腰がいたい。でも寝返りができない。
腰が痛いので向きを変えたいと何度か看護師さんにお願いした。
でも痛い、痛い、と思いながら眠っているような眠っていないような感じで
ひたすら朝を待った。
とても辛い夜でした。
すぐに手術と言われても...今まで一週間くらい痛いままだし、
一応気にかかっていたことを口にしてみる。

「明日こどもの学芸会なんですけど、明日の午後入院じゃダメですか?」

先生は鼻で笑って
「そういう問題じゃないと思いますけど...一応血液検査をして決めましょうか」
と仰ってくれました。

CRPの値は6。
昨日の抗生剤点滴が効いてるみたい。
「麻酔のリスクもあるし、明日以降の手術でもいいですよ。
 どっちにしても腰痛は良くなることはありませんから早めにしないと危険なので
 緊急ではなく準緊急というところでしょうか」

学芸会はあきらめ、明日の手術に緊急でねじ込んでもらうことになりました。
ということでそのまま入院決定。
とりあえず外出許可をとり、いったん帰宅。
入院グッズをまとめてお風呂に入りました。

CTの病院→内科→産婦人科→入院中の大病院
4つの病院をたらい回しでヘロヘロだったけど急展開すぎてなかなか眠れず...
初めての手術怖いなぁ...仕事どうしようかな...なんて
思いながら入院初日はあっという間に終了でした。

よく考えたら3ヶ月前に子宮がん検診で超音波もやったのに
見落とされたおかげで、こんなたらい回しな目に遭ったのかと
怒りの気持ちもわいたけど、
結構いいイメージの産婦人科なので名前は伏せておきます。

ていうか追加料金で超音波やる意味ってなんなの!?
3ヶ月前は卵巣がはれてるなんて言葉はまったくなかったけど!
簡単に見落とせるレベルならもう追加料金払いませんよ。
内科からの紹介状とCTのデータを持って産婦人科へ。
予約はできなかったけど、さほど待たずに呼ばれる。
最初に助産師さんにこれまでの状況を話すと
きれいにメモを取って産婦人科の先生が登場。
お産のときには見たことのない大柄のおじいさん。

CTのデータはうまく開けず、口頭でいろいろと説明した後、内診台へ。
「卵巣がずいぶんはれてるけど捻れてるかはわかんないね」
「これ痛い?」
「イタタタ」
「これは?」
「イタタタ」
ってのが何回かあって、
「これの治療法わかる?手術だよ」と先生。
とりあえず「...はあ?」と答える。
婦人科系の病気はノーチェックだったので全然知識がない。

その後の問診で昨日のCRPが10を超えてたことを話すと突然先生が慌て始める。
「ここでは婦人科系の手術ができないから他の病院へ行ってもらうんだけど、どこがいい?」
「えー、この病院ご飯がおいしいし、快適だからここが良かったなぁ...」
なんてブツブツいいながら、とりあえず家から近い大病院を指定。

「いそいで緊急手術できるかを問い合わせて!」
「はい!」と何やら緊急ぽい流れに。
ちょっと待ってると30分以内にタクシーで救急外来へ行くように言われる。

言われた時間内になんとか近所の大病院に到着。
産婦人科の病棟へ行くと研修医らしき若いお兄さんが話を聞いてくれました。
そしてまた内診台へ。

オマタを器具を入れられたままなかなか下ろしてもらえない。
若めのお兄さん2人とちょっとベテランぽいおじさんで
なにやら小声でボソボソと話していました。
お兄さんが器具を持っていると痛くないんだけど
おじさんが持つと容赦なくグリっと動かされます。
「イタタタ!」と言うと、その場所を確認したかったようで何度も「イタタタ!」。
やっと内診台から下ろしてもらえました。
看護師さんが「よく我慢しましたね」とほめてくれるほど。

そしておじさん先生から
「卵巣腫瘍です。左が5~6cm、右が2~3cm。
 痛み方からして左側が茎捻転を起こしている可能性が高いので
 すぐに手術しましょう」とのこと。

やっと病名が確定しました。