新年の迎え方
「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」は年末年始に限って
特別に宿泊が認められ、福島・飯舘村の方々は1日、
住み慣れた家で2年ぶりに新年を迎えたそうです。
その記事がなんだかとても胸をうたれたので
みなさんにも見ていただきたく福島民報さんの記事のリンクを貼らせて頂きます。
別番組の取材で、もう何件も仮設や借り上げのお宅にお邪魔させていただいてますが、
みなさん本当に窮屈な生活をされています。
6畳2間で収納させるものすら置けず、物であふれています。
片付けられる場所すらないのです。
申し訳程度に作られた小さな仏壇。
茶の間のこたつを片付け夜はそこに布団を敷いて寝ている方も多いです。
床がつながっているからか、子供達が走ると振動も伝わり
お隣の音も聞こえます。
お正月はいつも家族や親戚、大人数で過ごす方も多いと思いますが、
仮設ではとても集まれるようなスペースはありません。
そんな中で、記事のような団欒の姿はなんだかとても胸にきました。
それでもお孫さんは集まれていないようですが・・・
以前取材した方とお話していたら、
「2012年の年越しは集会所でみんな集まって過ごしたの!
仮設だけどやっぱりお正月はちゃんとしたくて…
楽しくすごせたから良かった」
と言っていました。
年越しそばを打ちに来てくださったボランティアの方々にとても感謝していました。
今年はどんなふうに過ごしたんだろう・・・
年々、笑顔になれる家族が増えていってほしいですね。