はじめまして。

私は福島県内でイベント会社を経営している佐藤と申します。


突然ですがこのブログを読んでくださっている皆さんは経営者というと、どんな人物をイメージするでしょうか?


生まれつき才能に恵まれた秀才でしょうか

あるいは華々しい経歴を持つエリートでしょうか


もちろんそうした方々もいるかもしれませんが私個人に限っていえば決してそんなことはありません。


このブログタイトルからもわかる通り、私はかつて自らが犯した罪によって刑務所の中で暮らしていた元受刑者です。


そんな華々しさとは程遠い過去を持つ私が起業に至ったきっかけは、また別の機会にご紹介できればと思いますが、私がこのブログを通して伝えたいことは大きく分けて3つあります。


1つ目は、元受刑者でも人生を変えることは可能であるということ

2つ目は、今まさにご家族やご友人が矯正施設にいる方に救いの手を差し伸べること

そして3つ目は、元受刑者だからこそ伝えたい、自身が犯罪被害者にならないための具体的な手段についてです。


もしかすると、このブログをご覧になった方の中には

前科者が何を偉そうに...という想いを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。


もちろん私が犯した罪は社会復帰を果たしたからといって許されるようなものではありません。

事実、在所中はもちろん、社会復帰直後は様々な困難に直面することも少なくなく、自業自得とはいえ決して楽な日々ではありませんでした。


しかし一度考えてみてください。

刑務所とは本当に全ての方にとって縁遠い場所でしょうか?


金銭的な困窮から闇バイトに応募し、気付いた時には犯罪の片棒を担がされていたなんてことは、残念ながらここ数年で珍しい話ではなくなりつつあります。

それだけ犯罪が身近なものになってしまっている昨今、もしかすると親しい家族や友人が些細なきっかけからお金に困り、犯罪に手を出してしまう、もしくは犯罪被害者になってしまうというケースは決して有り得ないことではないのではないでしょうか。


もちろん犯罪そのものは、どんな理由があれ許されるものではありません。

しかし今こうしている瞬間にも生活に行き詰まり、何年間もの時間を矯正施設の中で無駄にしてしまうかもしれない分岐点に立っている人がいたとしたら、そしてそれを自己責任という一言で片付けて社会全体の問題として捉えることができていないとしたら、それはあまりにナンセンスではないでしょうか。


少々話が逸れてしまいましたが、現在の私は一企業の代表取締役社長という立場で、決して少なくない社員とともに充実した日々を送っています。

とはいえ経営の経験など一度もなかった起業当時から全てが思い通りにいかない七転八倒の日々は相変わらずで、今年で3年目になる会社もよくここまで存続できているなと思うほど、今でも紆余曲折の毎日です。


そんな私でも成功体験というには、ささやかすぎるほどの経験に恵まれることがあります。

そうした幸福の一つ一つや、日々の葛藤から失敗に至るまで今後、ブログの中で隠さず公開していきたいと考えていますが、この拙い文章を通して私と出会ってくれた方の中に一人でも


こんなヤツでもできることがあるなら自分だって何かできることがあるのかもしれない


と思ってくださる方がいたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。


またこのブログでは私のSNSも公開しています。

「元受刑者が社長になって人生変わった」を読んでの感想や、もしその中にかつての私と同じような悩みを抱えてる方がいたとしたら、道を踏み外してしまう前に是非連絡してください。


ネットを覗けば眉唾物が多い、塀の向こう側についての話が聞きたいといった質問でも結構です。

近しい方が刑務所に...という話は届かないのが一番ですが、もし中々他人に言えない悩みを抱えてらっしゃる方がいれば、できる限りのサポートをさせていただきます。

是非打ち明けていただければ幸いです。


最後になりますが塀の外には、本当にたくさんのチャンスがあります。

私はかつて罪を犯し、刑務所に服役しました。

しかし、社会復帰を果たし、現在は一企業の社長として充実した日々を送っています。

私の経験は、犯罪歴があっても人生を変えることは可能だということを証明しています。

もし、このブログを読んでくれた方の中に困難な状況に直面している方がいるとしたら、どうか諦めないでください。

塀の外には、まだまだ挽回のチャンスがあります。

あなたも、必ず自分の人生を切り開くことができます。

一人でも多くの人が、希望を持って未来を歩むことができるように。

そんな願いを込めて、このブログを続けていきたいと思います。

ご感想、ご質問などがあれば、ぜひコメントやSNSにお寄せください。


拙い文章にお付き合い頂きありがとうございます。

これからも、よろしくお願いいたします。