素敵な女の人がいた。
決して美女ではないけど、とても愛嬌のある魅力のある女の人。
指輪はしてないけど、結婚はしてるんだろう・・・多分。
もし、結婚してないとしても彼氏がいるんだろう・・・多分。
もし、彼氏がいなくても僕なんかにはコレっぽっちの興味もないんだろう・・・多分。
僕なんかと違って沢山の友達がいて、人気者なんだろうな・・・。
僕に声なんてかけられたら気色悪いと思うんだろうな。
声をかける?
無理無理無理無理無理。
あの人と僕の接点はほぼない。
時々用事があって買い物に行く店の店員さん。
用事がなければ行く必要もなし。
行ってもわざわざあの人に声をかける理由づけもなし。
仕事の邪魔になるだけだ。
今まで何回こんなことを繰り返してきたんだ。
結局、こんな感じで・・・
いつかは忘れてしまうだろう・・・的な結論を出し、実際に忘れてきた。
人に好意を抱く。
でも、それを達成しない。
そうやって通り過ぎていく。
だから失恋の悲しみはない。
ただ、臆病者であることを自覚する。
そして寂しい時があるだけだ。