私はすごく目が小さくて、子供のころからそれがコンプレックスでした。
若いころは、ニコールキッドマンが羨ましかったです。
説明が全く必要ないほど完璧な美人ですよね。
顔も綺麗で、スタイルもバツグンで。
生まれるときに自分の容姿を自分で選べたのなら、私はニコールキッドマンとして生まれたかった、とよく言ってました
ニコールキッドマンは50代になり、私は40代になり、ニコールはいまだにスタイル抜群ですが、私はすっかりぽっちゃりおばちゃんになり、憧れの彼女からは益々遠ざかっています。
ただ、ニコールは最近2度目の離婚に直面していますよね。それも結婚生活が20年も続いたあとに。最初のトムクルーズとの離婚も、トム側から離婚希望だったとか。
もちろん世界のハリウッドではこういうことはよくある話で、一般人の私とは全く別世界だということはよくわかっています。私たちが知り得ない問題があるのでしょう。
しかし、私が言いたいのは、アラフィフになって、結婚して21年で、3人の子供たちが健康に育っていて、今思うのは、もうニコールキッドマンがそれほど羨ましくないということです。
ニコールはいまだにとっても綺麗ですが、若いころほどそういうこともあまり羨ましくないと思えるほど、私自身が自分を愛せるようになったんです。
コンプレックスだった小さな目も愛おしく思えるようになったのは、付き合っていたときから今まで一途にかわいいと言ってくれる夫のおかげです。夫からすれば小さな目はとても魅力的らしいです。ぽっちゃり体型も、本人もデカいからか、全く気にならないらしいです。健康を害するのは気をつけてほしいみたいですが、私がダイエットしようとがんばっても、私に一番食べさせるのは夫です。
そんな夫と20年以上住んでいると、自分の外見でウジウジするのがバカバカしく感じるようになり、いわゆる社会の美の基準ではない美しさがみえるようになってきました。
だからか、私に似て目が小さい娘たちですが、全くコンプレックスを感じていないそうです。目が大きいのがかわいいとは思うけど、だからといって自分の目がかわいくないとは思わないそうです。自信がある娘たちに育ったのは夫のおかげだと思っています。
今は、ニコールキッドマンが羨ましいと思いません。アラフィフだからか、羨ましく思う芸能人があまりいません。
人間、生きていればいいときもあり、どん底を味わうときもあるのはみんな一緒。完璧な人間はいないので、完璧な人生というのはないのです。人生のどこかしらで大変な思いをして、どこかしらでいい思いもして。
大富豪でもないし、有名人でもないけど、愛する夫と子供たちがいて、家があって、仕事があって、仲間がいて。自分が幸せだと感じているから、他人が羨ましくないのでしょうね。